7/26、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の会合で日本の輸出管理強化について撤回を要求している。
世耕経済産業相は「RCEP交渉は日本の措置の見直しを議論する場ではない」と発言している。
韓国の発言がどれだけ場違いなのか、RCEPとはどの様な会合なのかまとめていきます。
韓国、反日感情が高ぶり場違いな発言で世界に恥をさらす
RCEP会合の場で、韓国は「日本の輸出管理強化の撤廃」を求める発言をしており、「適切な場ではない」と世耕経済産業相は記者会見で反論しました。
RCEPとは?
「加盟国16ヵ国で」FTAを進め、広域的な経済連携を実現していく構想です。
加盟国間での貿易を活発にしようとするために、関税を下げたり、貿易のルールを話し合って決めていく会合です。
1国(日本)の輸出管理について議論する場ではないです。
RCEPの加盟国は?
東南アジア諸国連合加盟国(※)と、日本、中国、インド、オーストラリア、ニュージーランド、そして問題の韓国を含める計16ヵ国です。
(※)加盟国は以下の通り
東南アジア諸国連合加盟国(ASEAN) | |
加盟年 | 加盟国 |
1967年 | インドネシア |
シンガポール | |
タイ | |
フィリピン | |
マレーシア | |
1984年 | ブルネイ |
1995年 | ベトナム |
1997年 | ミャンマー |
ラオス | |
1999年 | カンボジア |
インドネシアの議長から注意を受ける
本会合における韓国の発言に対して、「RCEPの議論に集中すべきだ」と注意をしたと、世耕大臣が発言しています。
議長から直接お叱りを受ける韓国は、恥ずべき事と認識できたのかは不明ですが、恥を忍んででも日本を敵にしたいと考えているようです。
韓国の信頼を失わせるのでは?と逆に心配に
半導体材料の輸出優遇撤廃は、あくまで日本の輸出管理の見直しであり、16ヵ国でFTPを進める会合で検討違いの発言をしていると、国際的に信頼を失う(信頼があるかは不明ですが)と世耕大臣が心配する一面も記者会見で見ることができました。
パブリックコメントで輸出管理への賛成が9割以上だった現状からみても、韓国の異常性が日本全国で広がっているいま、世界でも同じようなことが起こりかねないのではないでしょうか。
なぜ韓国は場違いな発言をするのか
主要産業の礎である、半導体材料の輸出管理強化は、韓国の経済が傾きかねないほど、重要な問題となっています。
この認識については、韓国、日本双方ともに理解していることだと思います。
韓国は今まで慰安婦や徴用工問題に対して、他国に告げ口する外交を行ってきました。
他国に「自分は日本にいじめられてきた被害者です。敵は日本なんです。」と告げ口することで、他国を味方につけ日本に賠償金を払わせてきました。
日本も反論はするものの、払う必要のない賠償金を払い続けていました。
今回の半導体材料の輸出管理についても、韓国は見当違いの「徴用工問題」を持ち出し、同じ手法で日本側が折れると思ったのでしょう。
しかし、今回の日本は「輸出管理上の優遇措置撤廃だ」と一貫しており、折れる様子はありません。
今までとは違ってまったく折れない日本を見て、韓国は焦りを感じたのでしょう、「場違いだとしても、日本が悪者だと吹聴することで世界を味方につけることができるだろう」と思っての発言だと思います。
世界の反応は?
WTOでの場違い発言について、世界の反応は冷ややかで、ロイター通信は「日本が韓国側の苦情を一蹴した後、第三国による発言は全くなかった」と報道しています。
WTOは国際貿易に関する場にもかかわらず、二国間の問題を持ち出す韓国に、WTO代表のインタビューで呆れすら垣間見ることができました。
日本の半導体材料世界シェアは5割とも言われ、かつ高純度なので、半導体を用いる製品(スマートフォンなど)には必須です。
次世代の通信規格「5G」の実用化が進んでいる中で、今回の問題に下手に首を突っ込み、輸出管理強化をされてしまうと、すさまじい打撃を受けかねないので、静観しているのだと思います。
いずれにしても、世界を味方につけることができなかった韓国の今後はどうなってしまうのか・・・。
以上