韓国「日韓通貨スワップ」哀願 通貨スワップとは?日本にメリットある?締結と中断の経緯

日韓通貨スワップに関して、韓国ではスワップ協定の再開を渇望する声が出てきているようです。

現在スワップ協定は終了し、再開協議も無期限で中断中です。

スワップ協定終了には韓国の反日行動や韓国が終了を望んだ経緯があります。

今になって厚かましく再開を望む裏には何があるのでしょうか。

そもそも通貨スワップとは何なのか、日本にとってメリットがあるのか、締結から中断までの経緯についてまとめて行きます。

韓国が「日韓通貨スワップ」を哀願

日韓通貨スワップに関して、韓国ではスワップ協定の再開を渇望する声が出てきているようです。

 戦後最悪ともいわれる日韓関係のなか、文在寅(ムン・ジェイン)政権から日本との「通貨交換(スワップ)協定」の再開を渇望する声が出ている。

 「反日」に走り、日本製品や日本への旅行の「ボイコット」を放置しているというのに、なぜ厚かましくも日本とのスワップ再開にこだわるのか。

出典:夕刊フジ

 

そもそも「通貨スワップ」ってなんだっけ?

ところで「通貨スワップ」とは何でしょうか。

参考

【通貨スワップ - Wikipedia】

 通貨スワップ協定(つうかスワップきょうてい)とは、各国の中央銀行が互いに協定を結び、自国の通貨危機の際、自国通貨の預入や債券の担保等と引き換えに一定のレートで協定相手国の通貨を融通しあうことを定める協定のこと。

【日韓通貨スワップ - Wikipedia】

 日本の日本銀行と大韓民国の中央銀行である韓国銀行の間で締結されていた通貨スワップ協定、および日本の財務省と韓国銀行との間の通貨スワップ協定(交換)の総称。

 日本円と韓国ウォンの一定額を、あらかじめ決定した為替レートで通貨交換する協定である。

説明だけ聞いてもイメージしにくいので簡単な図で解説します。

韓国が経済危機に陥った場合に、日本からドルや円を貸し出します

つまり日本はウォンを協定で決めた額だけ買い取ります

そうすると韓国側で見るとウォンを売ったことでドルや円が手に入ります

簡単に言うと「日本から外貨(ドル・円)を支援してもらう」という事です。

韓国は経済危機を乗り切ったら、日本から借りていたお金を返済します。

つまり韓国は日本に売ったウォンを買い取ります

そして日本には韓国に貸していたお金が返ってきます。

 

「日韓通貨スワップ」は日本にメリットある?

日韓通貨スワップに日本のメリットはあるのでしょうか。

結論から言うと『日本にとってメリットはありません』

前章で説明した通貨スワップの説明を見ても明白ですが、日韓の通貨スワップの実態は「韓国が困ったときに日本が支援・救済を行う」ことに他なりません。

 

韓国はこれまで何度も経済危機にあってきました。その度に日本が経済的に支援・救済を行ってきたのです。

日本からすると国際的に信用も価値もない韓国ウォンを買い取って国際通貨のドル・円を貸さなければなりません。

それに相手は約束という概念を持たない韓国です。貸したお金が返ってくる保証はどこにもありません。通貨スワップは国同士の信頼があって初めて成立する協定です。

 

つまり日本からすると「百害あって一利なし」です。

 

「日韓通貨スワップ」締結と中断の経緯

幸いなことに現在、日本と韓国は通貨スワップを中断している状況にあります。

ここで通貨スワップ締結の経緯と中断までの歴史日韓の発言を簡単に振り返ってみます。

ちょっと長いですが…。

日韓通貨スワップの歴史

【前提知識2点】

①日韓通貨スワップ協定には「ドル建て」と「円建て」の2種類があります。

②「ドル建て」では100億ドル、「円建て」では30憶ドルの融通枠があります。

※ドル建て・円建ての2種類については[$][¥]で表記。

  • 2001年
    • [$]日韓通貨スワップ協定締結(20億ドル上限)
  • 2005年
    • [¥]日韓通貨スワップ協定締結(30億ドル上限)
  • 2006年
    • [$]日韓通貨スワップ協定再締結(100億ドル上限)
  • 2008年
    • リーマン・ショックで韓国通貨危機
    • 日本が融通枠拡大(30億ドル⇒200億ドル)
  • 2009年
    • 韓国「韓国が厳しい時に融通したのは米中日の中で日本が最後だ」
    • 韓国「日本は世界2位の経済大国なのに出し惜しみをしている」
    • 韓国「日本は周辺国が大変な時は率先し積極的に支援の手をさしのべてほしい」
  • 2010年
    • 韓国為替市場が安定化
    • 日本が融通枠拡大を終了(元の30億ドルへ戻す)
    • [¥]日韓通貨スワップ協定の期限を3年延長
  • 2011年
    • 欧州金融市場の影響でウォン相場が下落
    • 日本が融通枠拡大(30億ドル⇒700億ドル)
  • 2012年
    • 日本が融通枠拡大を終了(元の30億ドルへ戻す)
    • 李明博大統領が竹島上陸、天皇への謝罪要求
    • 日本は[¥]日韓通貨スワップ協定の延長取り止め検討
  • 2013年
    • 日本が[¥]日韓通貨スワップ協定を満期終了すると発表
    • 韓国「双方に利益あるなら延長しても良い」
    • [¥]日韓通貨スワップ協定が満期終了
    • 日本「韓国からスワップ延長要請がなかったため」
  • 2015年
    • 日本が[$]日韓通貨スワップ協定を満期終了すると発表
    • [$]日韓通貨スワップ協定が満期終了
  • 2016年
    • 韓国が新しい日韓通貨スワップ協定を提案(協議開始で合意)
    • 韓国が日本総領事館前に慰安婦像を設置
    • 日本が日韓通貨スワップ協定協議の中断を発表
  • 2018年
    • 韓国経済団体が二階幹事長(日韓議員連盟所属)を表敬訪問しスワップ協定の再開を要請
  • 2019年
    • 韓国金融委員長がスワップ協定の再開を希望する意思を表明

日韓通貨スワップ協定では、見てわかるように日本が韓国を支援して助けているだけです。

しかし韓国は日本の支援に「遅い・出し惜しみ」など文句を言ったり、反日で返してきます。

 

最後に

 

以上


 

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