韓国放送公社(KBS)や聯合ニュースなどの韓国メディアが『日本が輸出規制の誤った判断を認めた』という内容の報道を行っています。
日本が先日、韓国向けの輸出管理を厳格化した半導体材料3品目のうちの1品目の輸出許可を出したことを受けて報道されました。
韓国の報道でどのように伝えられているかを見ていきます。
韓国の報道内容
まず共通して報道されていることは、
日本の輸出規制で韓国人の自発的不買運動が長期化し、日本の旅行キャンセル事態と韓日自治体交流の中断が続く中、日本政府関係者が輸出規制の後遺症について『誤った判断』を認めたと日本メディアが報道している。
ということです。
調べてみると「毎日新聞」の報道をもとにしているようです。
毎日新聞が9日に『韓国へ輸出一部許可 徴用工対応促す狙い 日本「例外的に公表」』という見出しで報道した中で
自治体やスポーツの交流も中止が相次ぎ、日本政府関係者は「予想以上に騒ぎが大きくなった」と“誤算”を認める。「過剰反応」(外務省幹部)の韓国に対して、輸出許可を公表して冷静な対応を求め、「本丸」である元徴用工問題への取り組みを ...
引用:毎日新聞 ※一部抜粋(有料記事)
と報道しています。
また韓国では
新聞(毎日新聞)は「日本政府は、光復節(8/15)までは韓国での反日感情が高まると見て、今月後半から外交当局間の協議を再開するだろう」と伝えた。
NHKは来る21日ごろ、中国で日中韓外相会談が開かれると予想されると報じた。
と報道されています。
韓国放送公社(KBS)では
一件ではありますが、規制品目輸出許可を出したように、日本政府の速度調節は世論の前に名分を積むことでもあります。ところが、予想外の国際的批判世論と韓国の汎国民的対応に日本政府が慌てている雰囲気は明確に感じとれます。
と報じています。
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「日政府関係者、輸出規制」誤判「認定...」予想外の大きな騒動」発言
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日本の輸出規制激後の暴風... 「誤った判断を認め
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最後に
予想通りの展開になりました。精神勝利の流れですね。
韓国では今回の輸出許可を「日本が折れた」ととらえているようです。
報道の一部では「国際社会の批判と韓国国民の反応に日本が慌てている」と伝えられています。
毎日新聞で「日本政府関係者が誤算を認めた」とありますが、どこの誰なんでしょう気になります。
この手の報道でよく「政府高官」や「関係者」「詳しい人」などでごまかされますが便利な言葉ですね。
日本国内の報道だけでなく、韓国国内でどのように報道されるのかを見ていると面白いです。
今は他言語の翻訳が簡単にできるので、韓国語が分からなくてもある程度報道内容を紐解くことができます。
今後は日韓以外での報道内容などマルチな目線でお伝え出来ればと思います。
以上