今、大船渡・佐々木郎希投手に向けたコメントが、世の中に悪い意味で旋風を巻き起こしている。
野球を知らない方々もこの心無い発言に怒りが飛び交っています。
試合で勝てれば、選手のケガはどうでもいい!張本氏の言動まとめ
いま世間をにぎわしている、張本氏の発言をはじめ、過去にどのような発言があったのか。
その内容についてまとめていこうと思う。
大船渡・佐々木投手に対して「楽させちゃダメ」
大船渡・佐々木郎希投手が決勝で1度も投げずに敗北したことに対し、張本氏は「最近のスポーツ界でね、これが一番残念だと思いましたよ」と痛烈な批判を飛ばしている。
張本氏曰く、「将来を考えたら投げさせたほうがいいに決まってるじゃない。苦しいときの投球を体で覚えてね、それから大成したピッチャーはいくらでもいるんだから。楽させちゃダメですよ。スポーツ選手は」と持論を発揮している。続けて、「けがを怖がったんじゃ、スポーツやめたほうがいいよ。みんな宿命なんだから、スポーツ選手は」とも発言しており、ケガする前提で話を進めている。
佐々木選手は前日の準決勝で完投しているため、監督の判断で、決勝での投球は避けられていた。佐々木選手は他の試合でも投球しているため、疲労が溜まっていることは監督でなくてもわかる。
決勝で投げさせない判断をした監督に対して、一般の方々は称賛を送っていると同時に、メジャーリーガー「ダルビッシュ有」選手も監督の判断に同意している。
張本氏の発言は、元スポーツ選手とは思えないが、こういった精神論で切り抜けるような発言をしているからこそ、指導者にはなれなかったのかもしれない。
トランポリン競技に対して「我々でもできそう」
トランポリン全日本年齢別選手権の映像を見た張本氏は、「我々でもできそうじゃないですか、フッフッフッ」と、まるでトランポリン競技を侮辱するような発言をしている。
この発言に対して、司会の関口氏が諭すも、張本氏はこう続ける。「ぴょーんぴょーんとできそうじゃないの。怪我はないと思うよ、下が柔らかいから」
トランポリン競技の凄さをまったく理解できていないであろう、馬鹿にした発言に一般の方々からも批判が続出している。
実際にトランポリンに乗ると分かるが、跳躍時の空中姿勢維持は非常に難しい。着地も少しのミスで大きなケガにつながる。
野球しか経験が無いのであれば、こういった意味不明な発言はやめた方が身のためだ。
MTB競技に「なにが面白いのか。あんな競技止めてもらいたい」
マウンテンバイクで崖をかけ下る世界大会「RedBull・ランページ2018」について、「なにが面白いのか。あんな競技止めてもらいたい」と発言している。
非常に心無い発言で、「自分が興味ないからとりあえず批判だけしておこう」という気持ちがにじみ出ている。
どのスポーツ競技にもファンがいて、それぞれがその教義に対して面白さを見出している。
もちろん興味が無いスポーツに対して「なにが面白いのか。」と思うのは仕方のないことだと思う。
張本氏はスポーツで有名になり、スポーツに対するご意見番として活躍しているにも拘らず、テレビという巨大情報媒体でこのような発言をするのは間違っていると思う。
スポーツご意見番にはあるまじき「外国人選手は興味がない」
ヴィッセル神戸が外国人選手の活躍で勝利した様子を見て、「まあ個人プレーはどうでもいいから。チームの勝ち負けやってくださいよ。外国人が頑張っても、私あまり興味がないから」と、まさかの発言。
スポーツは競技人口が人気にもつながる。もちろん海外の選手もいて、切磋琢磨しているからこそ、スポーツがより楽しめる。
そんな、スポーツの根底から外れるような発言を、張本氏はテレビでしている。
また、メジャーの映像を見てこのような発言も残している。
「菊池も10勝くらいは勝つと思います。相手もヘナチョコバッターばっかりだもん」
日本野球至上主義の張本氏は、メジャー選手を軽んじる傾向があり、井の中の蛙状態になっている。
張本氏はコメンテータとして必要か?
スポーツマンとしての信用はほとんど無いといってよいでしょう。
彼の発言について重くとらえず、小言が多いおじいちゃんの戯言を楽しむ分には面白い番組だと思います。
あのコーナーは張本氏の小言を聞く番組だと思っているので、筆者自身は適任なんじゃないかと思います。
とは言いつつ、自分の発言力に自覚をもって、不適切な発言かどうかは判断してほしいですね。