テレビ東京で今や名物となりつつある番組「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」
この企画では、全国の放置された池の水を抜き、生息している生物等を確認する内容となっています。
池に投棄されたごみを排除することで水質を復活させたりと社会貢献も担っている番組で非常に人気の企画となっています。
そんな番組で新たに発見があったようです。新たな発見について調べていきます。
「池の水全部抜く」で見つかった新たな発見とは
今回発見された出来事とは、「東北大震災で隠れて崩壊していた護岸」です。
企画が行われたのは、茨城県潮来市の農業用水路でした。
いつも通り池の水を全部抜く際に、ごみの回収を合わせて実施していた際、今まで見えていなかった護岸があらわになりました。
作業を進めていくうちに、一部の護岸が崩壊していることを発見しています。
崩壊の原因は東北大震災によるもので、台風や大雨などで増水した場合に浸水被害が出てもおかしくない状況でした。
この事実を確認した市は応急措置費として、1000万円の補正予算案を12月3日開会の市議会に提出するとのことです。
過去の「池の水全部抜く」で見つかった新たな発見
過去にも池の水を抜くことで他にも新発見を繰り返しています。
今まで発見してきたことについて振り返ります。
北アメリカ原産の大型肉食魚類「アリゲーターガー」
本来日本にはいない外来種の「ガーパイク」
現在は飼育に規制がかかり、申請できたガーパイクのみが飼育できる状況で、新たに飼育することはできません。
「ガーパイク」は肉食の魚で、「アリゲーターガー」は特に大きくなる種になります。
飼育できなくなった飼い主が川に放流することで、在来種が食べられてしまうといった状況が起こりかねないです。
そんな魚を発見し、繁殖を抑えることに成功しています。
北アメリカ原産の世界最大級の淡水ガメ「ワニガメ」
ワニガメも「ガーパイク」と同じく外来種となっています。
非常にかみつく力が強く、肉食であることから放流されると在来種が食べられてしまう可能性がありました。
人間を襲いかねない獰猛なカメで非常に危険が伴いましたが、捕獲に成功しています。
非常に大きな個体だったそうで、地元警察も見たことがないと話したそうです。
徳川家・三つ葉葵の瓦
この企画で見つかったのは生き物だけではありません。
「小田原城」の池で水を抜いた際に、出てきたのが徳川家の家紋が描かれた瓦が発見されています。
お宝が発見されたことで、調査にあたっていたロンブー淳さんも非常に喜んでいました。
最後に
「池の水を全部抜く」企画で様々な発見を見ていますが、今回は非常に社会貢献した回でしょう。
自然災害で増水していれば大きな浸水被害が起きていたかもしれません。
市の対応も早急で被害が大きかったことがうかがえます。
この発見は12月2日に放送されるそうなので、お見逃しなく