警備会社ALSOK、預かった鍵で忍び込み行為が発覚!書類の偽造も行っていた模様

警備会社大手の「ALSOK」ですが、顧客の信頼を裏切る行為をしていたことが発覚しています。

以前、警備会社最大手の「セコム」社員が顧客の部屋に忍び込み、金品を盗んだことで逮捕された事例もあります。

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セキュリティ会社2大巨頭の会社があってはならない不祥事を起こしたこととなります。

以下、報道の内容

 警備業界大手のALSOK(綜合警備保障)が、取引先企業の「監視カメラ」をはじめとする機械警備システムを無断で撤去してトラブルになっていることが、「週刊文春」の取材で分かった。

ALSOKは東京五輪のオフィシャルパートナーであり、東京五輪の警備を担う共同事業体をセコムなどと設立している。

 京都で運送業などを営む岩本将健社長が告発する。

「事務所にALSOKの機械警備システムを入れていました。ところが、うちと業務委託の契約をめぐって関係が悪化すると、事前に預けていた鍵を使って事務所に忍び込み、警備機器を無断で撤去したのです。勝手に事務所に入るなんて、おかしい。日本を代表する警備会社のやることでしょうか。カメラはうちが買い取ったものですから『泥棒ではないか』と抗議をしました。その後、ALSOKが警備契約の解約同意書を偽造していたことまで発覚し、支社長らは平謝りしました」

 その際、ALSOKは「営業員による不適切な行為についてのお詫び」と題した2017年9月20日付の文書を岩本氏に渡した。その文書には「弊社営業員の不適切な行為により、貴社様に多大なるご迷惑をおかけし、信頼を裏切ってしまう結果となりましたこと、心よりお詫びを申し上げます」。「弊社営業員においてお客様との調整や社内調整が十分に出来ていなかったため、決裁を急ぐあまり解約同意書を自身で作成し、さらに社内での指摘を受け虚偽を重ねたものであり、弊社営業員の調整不足はもとより、倫理観の欠如、引いては弊社の指導・教育不足に起因するものであると考えております」。「今後、貴社の担当営業員は別の者に変更するとともに、上長による指導監督を徹底し、再発防止に努めていく所存ですので、何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます」などと記されている。

 岩本氏の会社は、ALSOKと警備契約とは別に結んでいた、現金輸送についての業務委託契約をめぐってトラブルになり、双方弁護士を入れて話し合いを行っていた。岩本氏の事務所から監視カメラが無断撤去されたのは、その話し合いの最中だった。

 ALSOK広報部に確認したところ、業務委託をめぐるトラブルについては書面で回答があったが、監視カメラの無断撤去に関する回答はなかった。

 1月16日(木)発売の「週刊文春」では、ALSOKによる岩本氏の会社へ業務委託をめぐるトラブルの内容や ALSOK幹部らが飲食代やスーツなどをタカっていた実態などついても詳報する。

引用元:週刊文春

問題となった行いについて

ALSOKの警備プランの中で、鍵を預かり、建物への侵入など緊急事態が起きた際に、24時間駆け付けられるようにするプランがあります。

鍵を預けるのはもちろん、ALSOKを信頼してのことなので、まさかALSOK側に悪用されるとは思ってもいなかったでしょう。

 

問題となった行為とは、預かった鍵を用いて建物に進入し、自社の監視カメラなどを回収したそうです。

自社の機器を回収しただけとはいえ、不祥事の時に使われる合鍵を無断で使用する行為は、盗人と勘違いされてもおかしくありません。

 

加えて、解約同意書を営業が偽装していたこともわかり、信頼のかけらもない事でより大きな問題となっています。

信用を商売としている警備会社としては、最悪の行いをしています。

被害を受けた会社とは?

会社名 イワックス産業株式会社
設立年月日 平成10年2月
代表者 岩本 将健
所在地 〒612-8469 京都府京都市伏見区中島河原田町19番地1
電話番号 075-622-0003
FAX番号 075-622-0006
資本金 2,200万円
社員数 28名
取引先 株式会社ミダック、株式会社ダイセキ、株式会社ハーモニックス、光陽建設株式会社、
株式会社大分グランマ、株式会社富士クリーン
事業内容 運送業(産業廃棄物収集運搬)、建設業、一般貨物自動車運送業

セキュリティ機器の無断取り外しが行われた企業は「イワックス産業株式会社」です。

産業廃棄物の運送業など営んでいる会社です。

最後に

顧客を安心させることを仕事としているにも関わらず、真逆の行為をして信頼を損ねる結果となっています。

警備会社最大手のセコムでも同じような事件が起こっているので、顧客側としては何を信頼すればよいのか分からなくなります。

社員の嘘や勝手な行いが起こした不祥事とはいえ、きちんとした教育をしてもらいたいですね。

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