高齢者の運転する車が重大な事故を起こすことが多くなってきており、危険な世の中となりつつあります。
1日、群馬県渋川市の関越自動車道で80代の男性が高速道路で逆走し正面衝突する事故を起こしています。
この事故により、逆走していた80代の男性が心肺停止の状態となっています。
衝突された70代の男女はケガをしていますが、命に別状はないようです。
【高齢者ミサイル】高速道路を逆走している動画
高速道路を猛スピードで逆走する衝撃的な映像が以下の通りです。
ドライブレコーダーで撮影している車と同じぐらいの速度であることから、80km/hは出ていたことが予想されます。
危険を察知した逆車線の車は、走行車線に退避していることが見て取れます。
スピードを緩めるそぶりもない事から、逆走していることに一切気づいていないことが見て取れます。
直線であれば避けることも可能ですが、カーブ等先が見えにくい箇所だと避けることは不可能でしょう。
被害の状況
逆走していた軽自動車の様子が以下の通りです。
車の正面が大破しており、特に右側(運転手側)が大きく損傷していることが見て取れます。
右側のタイヤが吹き飛んでいる様子が見ることができます。
損傷の具合から、相当な速度で衝突しています。
一方、被害者側の車は以下の通りです。
こちらも大破していますが、主に右側(運転手側)が大きく損傷を受けています。
自身が走っていた追い越し車線側から避けようと左にハンドルを切ったように見えます。
ハンドルや内装に大きな損傷がない事から、ケガで済んだ様子です。
この事故で関越自動車道下りの赤城ICから昭和ICの間で通行止めとなっています。
なぜ高齢者は高速道路を逆走するのか
高速道路を逆走する主な理由は大きく4つあります。
①高速道路の合流地点で進入方向を間違える。
②高速道路の出口標識を見逃し、進入してしまう。
③SAで進路を間違え、SAの入り口方向に進んでしまう。
④出口を見過ごし、ICの入り口に進入してしまう。
今回の事故ではどこから進入したか明らかになっていません。
考えられる原因は上記の①~③でしょう。
④の場合だとICの合流地点で起きる事故なのでまずないです。
無料のバイパスも多くあるので、高速道路の出口をバイパス入口と間違えて進入する可能性は十分にあります。
高齢者は判断能力が低下する傾向があるため、若い人と比べると標識を見逃したり、方向感覚が狂うことが多いです。
高齢者の方々は、自身が老化していることを自覚していく必要がありそうです。
最後に
今年は池袋の事故を始め高齢者による事故が多発しています。
このような悲しい事件を増やさないためにも、高齢者の免許制度について考える必要が出てきていると考えます。
車の性能向上も必要だと考えますが、真っ先に考えるべきは高齢者の免許制度だと考えます。