新井祥子町議が町長からの肉体関係強要を告発、逆に名誉棄損で除名処分に【群馬県草津町】

温泉地で有名な群馬県草津町で黒岩信忠町長(72)と新井祥子町議(50)による騒動が起きています。

新井町議が黒岩町長に「肉体関係を強要された」と告発しましたが、逆に黒岩町長に名誉棄損で告訴されただけでなく、町議会で除名処分され議員資格を失う結果となりました。

4年前の出来事を今になり告発したり、告発理由が違和感を感じられる内容で、町長は「失脚を狙っているだけ」と話しています。

群馬県草津町議会で起きている一連の騒動について経緯をまとめます。

概要

 町長室で性交渉をしたなどと事実に反する内容を電子書籍に掲載され、名誉を傷つけられたとして、群馬県草津町の黒岩信忠町長(72)が、同町の新井祥子町議(50)とライターの飯塚玲児氏(53)に対する告訴状を県警長野原署に提出した。新井氏は29日、渋川市役所で会見し、「性交渉をしたのは事実」と訴えた。

 新井氏は12日から配信された電子書籍の中で、平成27年1月8日に町長室で黒岩町長から強要され、性交渉をしたと告白した。

出典:産経新聞

 

経緯

温泉地で有名な群馬県草津町で起きた一連の騒動について経緯をまとめます。

 

新井町議が町長による性交渉の強要を告発

事の発端となったのは新井町議による告発でした。

新井町議は11月12日に配信された電子書籍の中で『2015年1月8日に町長室で黒岩町長から性交渉を強要された』と告白しました。

 

その後の会見で新井町議は、

「いきなり、抱き寄せられ、キスされ、床に押し倒された」

「抵抗はしたが、すごい力だったので、払いのけられなかった」

「警察やマスコミなどと強いつながりがあると話していて、怖くて警察に行くことができなかった」

と話しました。

 

また今回の告発と今後について

「町に住む弱い女性の立場をもっと尊いものにするため、町長を告発することにした」

「最終的には町長の辞任を目指す」

と話しました。

 

4年も前の出来事をなぜ今ごろ?

新井町議が告発しなのは4年以上も前の2015年に起きた出来事です。

なぜ今このタイミングで告発するに至ったのでしょうか。

 

記者の質問に対して、

「黒岩町長が私を次の選挙で落とすために、とある議員のところを訪れて「新井を当選させたくないから立候補してくれないか」と頭を下げたという話を聞いた」

「この話を聞いて私は一気に町長に対する不信感が増し、今回の告発をすることに決めた」

と話しました。

 

黒岩町長は全面否定、逆に名誉棄損で告訴

黒岩町長は告発内容について全面的に否定しています。

また黒岩町長は11月29日、事実に反する内容を電子書籍に掲載され名誉を傷つけられたとして、名誉毀損で新井町議と記事を書いた飯塚玲児(33)に対する告訴状を提出しました。

さらに「町長の信用を著しく失墜させた」として民事訴訟を起こす考えも示しています。

 

記者の取材で黒岩町長は、

「記事は全て嘘で、私は潔白だ」

「1000万分の1もそういう確率のない、まるっきりの作り話です」

「1月8日は出初め式の翌日で仕事が立て込み、人の出入りが多かった。ドアが開いたまま、カーテンも開いたままで外からは丸見え。そんな状態でどうしてできるのか」

と話しました。

 

黒岩町長の不信任決議案を提出も否決

12月2日午前に行われた草津町議会の冒頭で、中澤康治町議は

「新井祥子議員の政治生命と女性としての品格を落とした懺悔ともいうべき告発には、草津町の不条理を正す情熱を感じます」

などと述べ、黒岩町長への不信任決議案を提出しました。

しかし不信任決議案の採決は12人中・賛成2人で否決されました。

賛成したのは、告発した新井町議と不信任決議案を提出した中澤町議だけでした。

 

新井町議は除名処分で議員資格を失う

12月2日午後に行われた草津町議会で、後藤文雄町議は

「町長室で町長と肉体関係を持った等の発言は、個人の私生活にあたる言論であり、内容は極めてハレンチなものであり、地方自治法第132条に違反するものである」

※地方自治法第132条:会議又は委員会における無礼及び他人の私生活に関する議論の禁止

などと述べ、新井町議に懲罰動議がかけられました

その結果、新井町議に『除名処分』が下されて議員資格が消失しました。

これは地方自治法で定める最も重い懲罰となります。

 

陰謀論:黒岩町長「失脚を狙っている」

黒岩町長への不信任決議案を提出した中澤町議は、過去2回の草津町長選で黒岩町長に敗北しています。いわば因縁の相手ともいえる人物です。

 

黒岩町長は今回の騒動について、

「簡単な話、スキャンダルで私の失脚を狙っているだけです」

と話しています。

 

草津町議会での新井町議の答弁については

「メチャクチャですね。証拠があるっていっても何も言えていない」

と話しています。

 

ネットの反応

この女性何故何年も立ってこんな事言ったのか?そこが疑問ですね。
別に町長の味方をしてる訳では無いが、この女性の訴えは何か違和感が有る?
証拠も証明も出来ないのに何故?

痴漢冤罪のような感じなのでしょうか。嘘なら許しがたいですが、町職員も近くにいたでしょうし、簡単に真実は判明するかと思います。

この新井議員は過去に懲罰を受けるなど、問題議員らしい。その際も嘘の主張をしていたみたい。そうなると今回の件も怪しいですね。

裁判官ではないので断定はしないけど、客観的に見て、冤罪を作ろうとしてるのが感じられる。

多分でっち上げの可能性の方が高い。
町長室の隣って大体秘書がいる総務課とかあるから調べればすぐその日あったからわかるんじゃない。

何で直ぐにやられましたって警察なり職員に言わなかったのかな。今頃言ってもやった、やっていないの応酬かもね。やられたのなら直ぐ病院で調べて貰えばわかった事なのに。今更遅すぎるかもね。

ニュースで見ただけの感想は町議員の言い分に矛盾が多いし支離滅裂。そもそも町長室の出入りの多い時に行為に及ぶのは無理があるのでは?しかもドアは開けっ放しだったらしいので。証明出来なければヤバイよね。事実だったらその環境にビックリだけど!

真実なら重大な事件だが、町議を務めていた女性が警察が、マスコミが怖いから告発できなかったとは不自然過ぎる。

 

最後に

報道を見る限りでは違和感を感じるニュースに感じました。

4年経っての告発理由が「私を落選させるために別議員に立候補をお願いした話を聞いたから」というのはおかしいでしょう。

それに疑惑で証拠もない状況にもかかわらず、町長への不信任決議案を出して唯一賛成したのが、過去の町長選で敗れ町長の座を狙う町議というのも変な勘が働いてしまいます。

そもそも事実関係を明らかにしたいなら、ライターに情報を売るよりも弁護士や警察に相談するのが普通ではないかと思いますが。証拠もあると言っていることですし。

新井氏からすれば、告発したのに逆に名誉棄損で告訴され議員資格を奪われた事になるので、当然事実関係を明らかにするために動いてくるでしょう。今後の動きに注目が必要です。

以上


 

関連記事

-社会
-, , ,