日韓から遠く離れたアフリカ大陸のタンザニアという国で「独島記念コイン」が発行されていたことが話題になっています。
記念コインとして7月頃から国内外で販売されています。
なぜタンザニアから領有権問題でもめている島の記念コインが発行されるに至ったのでしょうか。
また過去にも他の国から「独島記念コイン」が発行されたことがあったみたいです。
タンザニアが「独島記念コイン」を発行
タンザニア中央銀行は「独島は韓国の領土」と刻印された記念コインを発行しているようです。
報道によると、なんと7月から発行されていたみたいです。
コインの表面には英語で「韓国の領土」というフレーズと、朝鮮半島の地図が刻印されています。
タンザニアの中央銀行が「独島(ドクト、日本名・竹島)は韓国の領土」と記された記念コインを発行し、話題になっている。
15日、KBS(韓国放送公社)によると、タンザニア中央銀行は7月に東島・西島が刻まれた純銀製の記念コインを発行した。コインの表には英語で「韓国の領土」というフレーズと韓半島(朝鮮半島)の地図を刻印し、裏面にはタンザニアの国章の模様と共に額面3000シリング(約140円)と表記されている。タンザニアで法定通貨として認めるという意味だ。タンザニア中央銀行が発行した独島記念コインは、現在国内外で販売されている。
出典:中央日報
韓国のニュース(KBS)でも報じられています。
タンザニアについて
正式名称は「タンザニア連合共和国」でアフリカ大陸の東側に位置する国です。
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https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/tanzania/data.html
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「独島記念コイン」発行の経緯
なぜ日本と韓国から遠く離れたアフリカのタンザニアで竹島の記念コインが発行されたのでしょうか。
普通に考えれば韓国側がタンザニアに話を持ち掛けたとしか考えられません。
ただし、記念コイン発行に至った経緯については分かりませんでした。
中央日報の報道では「収益事業の一環で独島記念コインを発行した」とされていて特に韓国側の関与は報じられていません。
タンザニア中央銀行は収益事業の一環として独島記念コインを発行したものとみられる。海外の一部の中央銀行は多くの場合、様々なテーマの記念コインを発行して収益化するというのがメディアの説明だ。
過去に他国でも発行された
これまで知らなかったのですが、タンザニア以前にも「独島記念コイン」は発行されていました。
2004年には北朝鮮から、そして2005年にウガンダから発行されたことがあるようです。
2005年にはウガンダ、2004年には北朝鮮で8種類の独島記念コインが発行されたことがある。
「独島記念コイン」発行に対する反応
韓国の反応
韓国ではタンザニアに感謝するコメントや韓国が独島記念コインを発行しないことに対する叱咤の声があります。
そしてなぜか「日本が先に竹島記念コインを発行することへの懸念」の声もあります。
韓国では「タンザニアの中央銀行にありがたいと思う」という反応と共に韓国銀行を叱咤する声も出ている。「韓国銀行が独島記念コインを発行すべきなのでは」というものだ。
これまで韓国銀行は「外交的感受性」などを理由に独島記念コインを発行していない。しかし、2014年と2015年の国会国政監査で問題が議論されるほど、先送りし続けるわけにはいかないという主張も出ている。
貨幣専門コレクターのイ・サンヒョン氏はKBSとのインタビューで「韓国より早く日本が独島記念コインを発行した場合、先取り効果が懸念される」と指摘した。
日本の反応
日本では「タンザニアに抗議すべきだ」との声が出ています。
逆に日本のネットユーザーは「タンザニアに抗議すべきだ」と主張している。日本ネットユーザーはSNSでタンザニアの独島記念コイン発行関連記事を共有し、「日本政府は何をしているのか」と反発している。
一部は「今やタンザニアにも無視されるのか」、「タンザニアに抗議せよ」と日本政府の積極的な動きを求めている。
最後に
日韓から遠く離れたアフリカ大陸のタンザニアという国で「独島記念コイン」が発行されていたことが話題になっています。
なぜタンザニアから発行されたのかは不明ですが、裏で韓国が関わっていても不思議ではないですね。
それにしても日本政府は外交的に動いてくれるのでしょうか。
韓国で「日本が先に竹島記念コインを発行する懸念」が出ていますが、これを口実に韓国も出すかもしれませんね。GSOMIAも「日本が破棄する可能性があるので先に破棄した」なんてトンデモ理論もありましたから。
以上