阪神タイガース所属のベテラン投手「メッセンジャー」選手が今季で引退することが発表されました。
日本球界で大いなる活躍をしてきたメッセンジャー選手を今一度振り返っていきます。
メッセンジャー選手のプロフィール
【名前】ランディ・メッセンジャー 【生年月日】1981年8月13日(38歳) 【投打】右投げ右打ち |
昨年、国内FA権を取得したことから外国人枠から外れました。
外国人枠とは
各球団は任意の数の外国人選手を支配下選手登録できる。ただし、出場選手登録(一軍登録)は4人まで、かつ投手または野手として同時に登録申請できるのはそれぞれ3人まで
日本球界では、1軍登録できる外国人の数が制限されています。日本で8年間、規定の出場条件を満たすと、この制限から外れることとなり、球団側としても選択の幅が広がります。
外国人枠を外れるということは、それだけ日本球界で活躍してきたということですから、阪神にとっては戦力的打撃は大きなものになります。
メッセンジャー選手を振り返る。
今まで長期に渡って活躍してきたメッセンジャー選手の残した伝説を振り返っていきます。
開幕投手通算6回
阪神で先発ローテを守っており、通算で6回の開幕投手も務めています。
開幕投手とは
野球が開幕した時に先発した投手のこと
各チームのエースが務めることが多い
上記より、開幕投手を6回務めていることから、阪神の大黒柱とも言える投手だったということです。
2回の最多奪三振と1回の最多勝利タイトル獲得
2013年、2014年に最多奪三振のタイトルを獲得しており、2014年に記録したシーズン226奪三振は、NPB(2リーグ分裂後)の外国人投手最多記録となっています。
2014年は最多勝利のタイトルも獲得しています。
メジャーの頃は中継ぎ投手でしたが、阪神に移籍後、先発に転向し才能を発揮させました。
他の選手にはないタフネスさ
通常の先発投手は中6日で投球することが多いです。
メッセンジャー選手は中5日や中4日で投げることが多い投手になっており、余りある体力でタフネス投手と呼ばれることが多いです。
2014年には全31試合の登板の内、中5日で15回、中4日で6回の登板しており、異常性が分かるかと思います。
それでも長期にわたって活躍してきた「タフネスさ」が特徴です。
メッセンジャー選手の「ヤバさ」
大黒柱と呼ばれた所以が、圧倒的な「投球数」でしょう。
シーズンを通して、通常の先発投手は多くて2700球前後となります。
しかし、メッセンジャー選手は3000球を越していることが多く、2013年から2016年の4年間は投球数が3000球を越し、投球数1位となっています。
ここまで投球数が多くなると、通常であればケガや疲労で離脱する可能性がありますが、メッセンジャー選手はシーズンを通して投げ切っています。
最後に
メッセンジャー選手は上記のような活躍以外にも、月間MVPを3回、日本シリーズ敢闘選手賞を獲得しています。
日本球界を大いに盛り上げてくれたメッセンジャー選手に感謝したいと思います。
お疲れさまでした。