アマゾンが運営しているAWS(Amazon Web Services)で8月23日に大規模な障害が発生しました。
日本でも多くの多くの企業が利用しているため、多くのサービスが利用できなくなるなどの影響を受けました。
どんなサービスが影響を受けたのか、システム障害の原因は何だったのかまとめます。
障害の概要
米アマゾン・ドット・コムが運営するクラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」で23日、大規模なシステム障害が発生し、影響は広範囲に広がった。
同社によると、同サービスを提供している東京近郊の4群あるデータセンターのうちの1つで問題が起きたという。
障害が起きた原因は特定されたとしており、アマゾンによると午後10時すぎに復旧したとしている。
出典:日本経済新聞
影響を受けたサービス
日本でも多くの企業がAWSを利用しているため、影響を受けたサービスは多岐にわたります。30以上に及ぶサービスで影響を受けたともいわれます。
PayPay(ペイペイ) :モバイル決済
mixi(ミクシィ) :SNS
freee(フリー) :会計ソフト
ドコモ・バイクシェア :シェアサイクル
Binance :仮想通貨
KuCoin :仮想通貨
Zaif :仮想通貨
※以上一部を紹介
障害の原因
障害の原因は次のように報道されています。
EC2の障害の原因は「冗長化された空調設備の管理システム障害」による冷却装置の故障だという。
EC2用の一部のホストサーバーがオーバーヒートしてシャットダウンし、仮想マシンやディスクに障害が生じた。
RDSの障害の原因については同日午後11時時点で明らかにしていない。
引用:日経xTECK
原因は「冷却装置の故障による”熱暴走"」です。
最後に
アマゾンが運営するAWSの大規模障害により多くのサービスが利用できなくなる状況が発生しました。
一か所の拠点で障害が発生すると、たちまち多くのサービスが使えなくなるのは非常に怖いです。
金融機関などの取引システムは安定性の観点から、中核部分はクラウドサービスを避けていたようです。改めてクラウドサービスの危険性が露になったのではないでしょうか。
以上