ニューヨークの国連本部で、60以上の国の首脳らが気候変動対策の具体策を表明する「気候行動サミット」が開かれました。
演説では、16歳のトゥンベリさんが地球温暖化について、現在の大人に対して抗議を行いました。
サミットでは、脱炭素化や脱石炭火力発電が議題として挙げられ、温暖化対策について議論が行われました。
日本でも、年を重ねるごとに気温上昇が目立つようになってきました。
地球温暖化が進んでいることが懸念されていますが、本当に温暖化は地球にとって悪影響しか及ばさないのか、仮に温暖化が解消され気温が下がった場合にどのような影響が出るのかまとめていきます。
国連気候サミットでも注目の「地球温暖化」は、本当に悪なのか?
地球温暖化が及ぼす悪影響は、一般的に以下のように捉えている人が多いのではないでしょうか。
・CO2による気温上昇や海水温上昇
・氷河が溶けて海水面上昇
確かに近年は気温上昇が日本でも感じることができますし、海面上昇によって島が沈みそうな「ツバル」と言った事例が見られます。
これらの事例は本当に温暖化による影響なのかということで度々議論されています。
これらの事例を一つずつ紐解いていきます。
気温上昇は周期的なもの?
現在、地球は氷河時代にあたり、長期的に見れば気温は低い状態が続いています。
近年の気温上昇は、氷河時代の中でも、間氷期と呼ばれる、温暖な気候となる時期に入っていることが原因という考えもあります。
気温の上下は数十年をかけて見られる傾向ですから、近年の気温上昇が温暖な時期と被っただけという理由にもうなずけます。
実際に、1970年までは寒冷だったため、寒冷に備える研究すら行われていました。
都市開発による、温暖化ガスの増加が本当に地球温暖化の原因であるならば、CO2排出量が増加し始めた、産業革命(18世紀半ば)から気温は上昇し続けなければいけません。
しかし、18世紀半ば以降も寒冷な時期もありましたから、周期的なものであることに信ぴょう性がありそうです。
気温で水温は上がらない
気温と水温を関連付けて、水温上昇が騒がれていますが、これは間違いです。
水の熱容量は空気の3,000倍であり、気温が上がっても海の水温は変化しない事が分かっています。
熱容量とは
物体の温度をセ氏一度だけ高めるのに必要な熱量。
水は非常に熱容量が高い物質として有名で、多少気温が上がったところで、直接海水温を上げることにはつながりません。
気温上昇と水温上昇は直接関係することは無いです。
氷河が溶けて海面上昇は嘘
温暖化によって氷河が溶けて海面が上昇するといったニュースを見たことは無いでしょうか。
これは全くの嘘であることはだれでもわかることでしょう。
例えば、コップの水に浮かべた氷が溶けても水位が変わらないのと同じ原理です。(アルキメデスの法則を参照)
では、「ツバル」は何が原因で沈んでいるのでしょうか。
特番などで、海面上昇が原因で沈んでいると特集されていますが、実はそうではありません。
「ツバル」はサンゴ礁でできており、一部の住宅街が地盤沈下したことが原因で沈んでいます。
海面上昇と温暖化を紐づけるのがそもそも間違っています。
温暖化がもたらす影響とは
温暖化が悪ととらえられることは多いですが、必ずしもそうではありません。
温暖化は農業に良い影響をもたらします。
気温が低いと植物が思うように育たず、野菜も小さくなったり、収穫量が減ったりします。
また、植物が育たないと、家畜などのエサも減ることになりますから、畜産業にも影響してきます。
人間にとって、重要な食べものですから、増えるに越したことはありません。
寒冷化が進めば、人間が活動するための資源が減ることは間違いないでしょう。
温暖化が悪と安直につなげるのは余りに暴論だと思います。
最後に
今回は若者の温暖化に対する抗議が活発になってきていたので、取り上げました。
一部の考えでは、地球温暖化は金儲けの道具と考える人もいます。
CO2削減を打ち出したアメリカは一度も規制したことはありません。
また、トランプ政権になってから、温暖化規制をするパリ条約を離脱し、温暖化に対する懐疑的な考えを示しています。
メディアでは地球温暖化が悪として取り上げられることが多いので、きちんとした認識を持つ必要があると思います。