12歳の少年が投げたボールがプロレベルの球速に見えるように、動画を加工したことが大きな問題となっています。
番組では最速132キロと紹介していますが、動画で投げている様子は、140キロ以上出ているように見えます。
TBSは動画の加工を認め謝罪しましたが、他の動画でも同様に加工していることが分かりました。
その動画とは何なのか、どのような加工がされていたのかまとめていきます。
『消えた天才』、他にも3件の加工が発覚!その動画とは?
他に見つかった3件の動画は、以下の通りです。
参考
①卓球の打球2割増し
②フィギュアスケートのスピンスピード2割増し
③サッカーのドリブル突破スピード2割増し
一つずつ番組の内容を紹介していきます。
①卓球の打球2割増し
2018年1月3日放送、インターハイ卓球女子シングルスで優勝した女性が現役引退後、29歳になった時に卓球をする映像のスピードを実際よりも2割程度速くしていました。
この映像では、現在は卓球のコーチをしている「宇土 弘恵」さんがピックアップされた映像です。
力強い球を打つオフェンスタイプの選手で、福原愛選手も負けた選手です。
現役時代の映像ではなく、指導者として卓球をしている様子でしたが、笑えてしまうほど速くなっています。
最初は「そういう演出なんだろうなー」と思ったほどの速さで、一瞬で気づきます。
②フィギュアスケートのスピンスピード2割増し
2018年1月3日、放送地方のフィギュアスケート大会で優勝した当時小学生の男子の映像について、スピンのスピードを実際よりも2割程度速くしていました。
現在、クラレに勤務している「山岡大祐」さんがピックアップされた動画でした。
映像では、最近現役復帰した高橋大輔選手と比較して紹介されており、スピンの速さの違いが一目瞭然なほど速くなっています。
筆者はフィギュアスケートをほとんど見ないため、そういうものなのかと感じていましたが、差を顕著にするために速くしていたようです。
③サッカーのドリブル突破スピード2割増し
2018年11月4日放送、元Jリーガーの男性が小学生時代に出場した試合について、ドリブル突破を図る映像のスピードを2割程度速くしていました。
番組で、「日本代表のDF・吉田麻也選手が勝てなかった俊足天才」として紹介された「新川織部」選手の特集でした。
小学生時代にドリブルで3人のディフェンダーを抜いていくシーンが紹介されました。
映像では確かに他の選手に比べて類まれなるスピードを見せていました。
ぱっと見た感じではほとんど気づけないですが、加工が発覚しています。
いずれの映像でも、問題になっていなかったので、味を占めたのでしょう。
最後に
TVであるがゆえに、大げさでも視聴者に衝撃を与えていかなければならないのは分かりますが、動画加工する必要は無いと思います。(一流のプロに勝っていた実績があるのですから。)
野球の球速については、プロ野球や甲子園を視聴している人であれば、すぐ違和感を感じるレベルで顕著です。
インターネットが普及して、誰でも発言が可能となった今、虚偽があればすぐに指摘される世の中になっています。