大晦日の醍醐味と言えば、ガキ使の特番と答える人も多いでしょう。
今年も年末にガキ使SPが放送されることが発表され、収録が行われていました。
ゲストとして俳優の「佐野史郎」氏が出演する予定だったそうですが、ある実験で腰を骨折する大けがを負っています。
大けがをするきっかけとなった実験とはどの様なものだったのか、詳しく調べていきます。
「佐野史郎」氏が腰を骨折!原因となった恐怖の実験とは?
報道によりますと、「液体窒素を入れたペットボトルが破裂する力で空中に数センチ浮く」という実験だったそうです。
イメージが付きにくいと思いますが、YouTubeにて、でんじろう先生の助手が似たような実験をしている動画を見つけました。
タイトルには「液体窒素をペットボトルに入れてはいけません」と記載されています。
動画冒頭にも、絶対マネしないように注意書きされており、厳重な装備をして実験する様子が見て取れました。
ペットボトルに入れた液体窒素が白煙を上げて勢いよく破裂しており、得られる浮力は強烈なものだと考えられます。
恐らく、土台下に動画のような、液体窒素を入れたペットボトルを設置し、爆発した勢いで飛ぶといったことを行ったのでしょう。
腰を骨折とあるので、バランスを崩した佐野氏が腰を打った可能性があります。
骨折した「第三腰椎」とは?
「第三腰椎」とは、上記画像で言う「L3」に位置する腰の骨です。
腰椎と言えば関連でよく聞くのが「腰椎椎間板ヘルニア」でしょう。
ヘルニアは骨と骨の間のクッションのようなもの(椎間板)が神経を圧迫することで腰が痛くなる現象です。
今回佐野氏は、骨折とあるので、腰椎の骨自体が折れてしまったことになります。
腰椎骨折は高齢者に多いと言われており、年齢を重ねるごとに骨密度が低下して、少しの負荷でも折れてしまうことが多いそうです。
腰椎を骨折した際の症状
腰椎を骨折すると、ヘルニアに似た症状が現れます。
具体的には、激しい腰の痛みがあったり、悪化すると下肢の痛みや麻痺がおこります。
脊椎の一つで、身体を支える重要な骨となっています。
また、太い神経が通っており、損傷することで場合によっては後遺症が残ってしまう場合もあります。
後遺症の可能性
症状がひどい場合は、脊髄圧迫により神経麻痺がおこる場合があります。
今回の佐野氏の容体では、手術を必要としていないことから、比較的軽度で済んだことが分かります。
後遺症が残る可能性は低いと言って問題ないでしょう。
骨粗しょう症で骨が弱くなっている場合は、くしゃみでも骨折する
高齢で骨密度が低下している方は、くしゃみなどの軽い衝撃でも骨折する事例があるそうです。
佐野氏も64歳と高齢になっているため、腰を打ち付けると骨折することは十分考えられました。
事前に実験を繰り返していたとありますが、番組ADなど比較的若い年齢の方が実験していたと考えられます。
高齢で骨が弱くなっていることを考慮しきれていなかったことが今回の骨折を招いたと考えられます。
佐野史郎氏によるコメント
この度は、「ガキの使いやあらへんで!!年末スペシャル(仮)」の収録に際し、第三腰椎骨折というけがをしてしまい、番組スタッフ、キャストのみなさんはじめ、関係者各位のみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしました。
安静にということで、入院中ではございますが、当面のお仕事に対しましては順次対応させていただきたいと存じます。
なお、番組放送に関しましては、私の負傷で笑えない状況にならないよう放送されることを、心より願っております。
人間万事塞翁が馬。
今回のことを糧に、より精進して参りたいと存じます。
今後ともよろしくお願いいたします。引用元:「ORICON NEWS」より
自身のケガによって番組が笑えない状況は望んでいないとコメントしています。
番組が放送されることも願っており、番組に対する思い入れは大きいことが読み取れます。
最後に
テレビの規制が厳しくなっている世の中で、演者のケガで番組が自粛する例も度々見かけます。
特に今回は、年末の醍醐味「ガキ使」で起こった事故のため、放送中止になってしまえば、楽しみがなくなってしまうことになります。
とはいえ、骨折した様子を放送するわけにはいかないと思うので、どのような対応をとるのか注目していきたいです。