群馬・相馬原駐屯地の1等陸曹に当たる男性が、自分の部下に対してセクハラ行為を行い、4ヵ月の停職処分となる事件が起きました。
取り調べによると、部下の女性に対し、肩を掴んでキスを迫ったとのことです。
また、セクハラに及んだ日は自分の勤務時間を勝手に変更していたそうです。
実は彼の勤めていた「相馬原駐屯地」は事件を非常に多く起こしている、いわくつきの駐屯地なのです。
過去の事件についてまとめていきます。
実は問題ばかりの曰くつきの駐屯地
今から記載する事件は全て2019年に起きた事件・事故です。
いずれも「相馬原駐屯地」で働く自衛隊員が起こした事件・事故です。
【4/13】 体験試乗中の自衛隊車両が気に衝突し、乗客6人がけが
4/13日に行われた、自衛隊車両の試乗会で、7人を乗せた自衛隊車両が木に衝突する事故が起きています。
この事故により、4~5歳の児童を含む、計6名の一般人が打撲や擦り傷を負っています。
事故を起こしたのは、30代の2等陸曹でした。
事故を起こした本人は処分等はされていません。
【7/8】酒気帯び運転などで自衛隊員3人が懲戒処分
7/8に酒気帯び運転により、3等陸曹の男性隊員(27)が3か月の停職処分となっています。
自家用車に乗っている際、警察による呼気検査で基準値を超えるアルコールが検出され、罰金刑を受けています。
また、男性は依願退職の意向を示しています。
同日、勤務中に私物の携帯電話を使用して警戒監視を怠った3等陸曹の男性2人を1日の停職処分となっています。
【10/4】1等陸曹が寝坊で当て逃げし懲戒処分
懲戒処分を受けた1等陸曹は、寝坊の常習犯で、頻繁に遅刻を繰り返していたという。
事故を起こした日も寝坊で急いでおり、出勤途中に小売店が所有する街灯に当て逃げ事故を起こし、停職11日の懲戒処分を受けています。
当て逃げ事故は、店側との示談が成立し、不起訴となっています。
【10/17】 同僚を殴り、1等陸曹が停職処分
同僚隊員を殴り、ケガを負わせたとして、1等陸曹の男性(40代)が停職1日の懲戒処分となっています。
事件の原因は、駐屯地の隊員クラブで飲酒した際に、同僚の男性隊員とトラブルになったことだそうです。
トラブルの際に顔を殴られ全治一週間のけがを負ったそうです。
NEW【10/28】セクハラで1等陸曹を停職処分
部下の女性隊員にキスを迫るセクハラ行為を行い、1等陸曹の男性(40代)が4ヵ月の停職処分となっています。
事件の当日は、勝手に自分の勤務時間を、女性隊員に合わせる行為も行っており、計画的な犯行と考えられています。
男性は「自分に好意があると思い込んでいた」と話しており、依願退職の意向を示しているそうです。
最後に
「相馬原駐屯地」は、2019年から立て続けに不祥事を起こしています。
犯罪に直結する犯行を行った「酒気帯び運転」「セクハラ」は、重い懲戒処分が下されており、いずれも依願退職をしています。
依願退職は自己都合退職に含まれ、退職金も支払われます。
自衛隊は国家公務員で、税金から給料が支払われています。今回のような不祥事が続くと、地域住民だけでなく、全国から批判が集まることにもつながります。
税金を支払っている一国民としては、税金で働いている自覚をもって、業務に取り組んでいただきたいと考えます。