神戸市立東須磨小学校で20代の男性教師が複数の教師からいじめを受けていた問題で、被害者教師が受けていたいじめが50項目にも及ぶことが分かりました。
また、現在4人の教師がいじめを行ったとして謹慎していますが、この4人の他にもいじめに加担していた教師がいる可能性が出てきました。
さらには、いじめの加害教師について日常的に生徒に対しても暴言・暴行を行っていたことが判明しました。
今回は、いじめ被害50項目の詳細や他にいじめに加担した教師がいるのか、過去の暴行行為についてまとめます。
被害者教師への「いじめ被害は50項目」に及ぶ(内容詳細)
被害教師が加害教師4人から受けていたいじめの内容が50項目にも及ぶことが分かりました。
いじめの分類も「暴行や障害行為」「器物損壊行為」「強要行為」「暴言や嫌がらせ行為」など多岐にわたります。
現時点で分かっているいじめの内容と分類の詳細を紹介します。
「暴行・障害」行為
- 平手打ちされた(毎日)
- 蹴られた(毎日)
- 膝蹴りされた(複数回)
- 関節技をかけられた
- 首を絞められて呼吸困難になった(複数回)
- プロレス技で首を締め上げられた
- 背中を肘でぐりぐりされた
- 足を思いっきり踏まれた
- 紙の芯でおしりをフルスイングで殴られた
- 印刷用紙が入った段ボール箱をいきなり頭に置かれた
- 乳首を思い切りつねらた(数日間あざに)
- 乳首を掃除機で吸われた
- 熱湯の入ったやかんを顔につけられた
- 羽交い締めにされ激辛カレーを食べさせられた
- 目や体に激辛ラーメンやカレーを塗られた
- 飲み終えたビール瓶で頭をたたかれた
「器物損壊」行為
- かばんに氷を入れられ、びしょびしょにされた(少なくとも数十回)
- 車に大量の灰皿の水をまき散らされた
- 車にトマトジュースをかけられた
- 児童に配布するプリントに水を垂らされた(何度も)
- 携帯電話を隠された
- 出張時のお土産を目の前で捨てられた
- ジーンズをびりびりに破かれた
「強要」行為
- 仕事が残っているのに加害教員の自宅まで車で送らされた
- 送らされた後、窓から出たりドアを足で閉められた
- 無理やり酒を飲まされた(拒否すると顔を平手打ちされた)
- ビール瓶を口に突っ込まれて飲まされた
- 激辛ラーメンを無理やり食べさせられた(汁まで全部飲まされた)
- ドレッシング、焼き肉のタレ、キムチ鍋のもとなどを大量に飲まされた
- 「太れ」と言って、大量の菓子を口に詰め込まれた
- ラーメン屋で、卓上にあったショウガの汁、酢を水に入れて飲まされた
- LINEで別の女性教員へわいせつなメッセージを送信させられた
「暴言・嫌がらせ・悪口」行為
- 輪ゴムを顔に当てられた
- 指導案に落書きされた
- 髪の毛や衣服を接着剤や洗濯のりまみれにされた
- 仕事上の質問をした際「誰に許可得てしゃべっとん。くずがしゃべんな」など言われた
- 「性病」「くず」「くそ」「うんこ」「ごみ」などと呼ばれた(毎日)
- 「犬」と呼ばれた
- 児童に対し「○○先生(被害教員)の言うこと聞かんでいいで」と言われた
- 児童に対し「○○先生(被害教員)はセミを食べるねんで」と言われた
- 家族や親しい知人の人格を否定するような悪口を言われた
- 運動クラブの際「俺、なんもやらんからお前全部やれ」と言われた
- 「お前みたいなやついじってんねんから、感謝しろ」と言われた
- 「お前見てたらイライラする」と言われた
- 加害行為について現校長の指導を受けた後「くそやな」「謝るんやったら土下座でもなんでもやったるわ」「お前が全部言ったんやろ」「ママによしよししてもらえ」などと言われた
引用:神戸新聞NEXT
いじめていた教師は4人だけでない!
いじめ行為を行っていた教師は4名とされていますが、他にもいじめに加担していた教師がいる可能性が出てきました。
一部報道にて、例のカレー動画には加害教師とされる4名とは別の教師も映っているというのです。
カレーを食べる動画に、加害者4人とは別の人物が写っている
引用:共同通信
これが事実だとすれば、激辛カレーを無理やり食べさせた現場には他の教師もいて、いじめに加担していた共犯とも言えます。
加害教師4人はただの主犯格で、他の教師も同調していじめに参加していた可能性もあります。
いじめではよくある話で、強大な力を持ったいじめグループに逆らったり被害者を庇えば、次は自分がいじめの標的になる可能性もあります。
そうなると積極的にいじめに参加はしなくても、教師の中には悪口や嫌がらせに加担したり賛同してしまっていた可能性も考えられます。
いじめ教師たちは日常的に生徒にも暴言・暴行を行っていた
いじめを行っていた加害教師は過去に他にも問題を起こしていたことが発覚しました。
何と生徒に対して暴言や暴行を行っていたのです。
生徒に日常的に暴言・暴行を繰り返していた
いじめの主犯格で女帝とも称される女性教師は、日常的に生徒に怒りをぶつけて手を挙げていました。
暴行を受けたのは現在5年生の男児で、2017年の3年生の時に女性教師から暴行されました。
発端となったのは「音楽の授業で教科書を忘れた」ことでした。
これに怒った女性教師は、男児が座っていた椅子をいきなり引き、男児は転倒して頭をぶつけました。
さらに転倒した男児の胸ぐらをつかんで立たせたのです。
さらに男児は給食当番の行動が遅いと言われ、女性教師に体を強く押されて近くの棚で頭を打ったこともありました。
女性教師は他の児童に対しても胸ぐらをつかんだり、暴言を浴びせたりと日常的に行っていました。
さらにはテスト中に児童の答案用紙を破り捨てるといった行為もあったようです。
参考:神戸新聞NEXT
生徒を突き飛ばして骨折させた
いじめを行っていた男性教師についても「児童を突き飛ばして骨折させる」暴行騒動があったようです。
加害教諭の一人は2016年春ごろ、体育の授業で自分の指示に従わなかった6年男児に「おまえは入ってくるな」などと言って体を突き飛ばした。
それによって男児は転倒し右腕を骨折しました。
学校側は保護者に謝罪して警察には届けなかったようです。
これに対して、市教育委員会は「突き飛ばしたのではなく、男児をバレーボールのコートの外に出そうとした際に男児の足がもつれて転んだ」と説明しています。
参考:サンスポ
教育委員会の説明では男児が転んだと事故のように説明していますが、学校側が嘘の報告を行っていた可能性もあります。
ネットの反応
イジメの範疇を超えているでしょ。当該加担教師と市と県を相手取り、民事・刑事で争ってください。
これはいじめではなく、立派な暴行罪です。免許剥奪は当たり前で、厳罰に処すべきです。
これは、世間一般では犯罪です。そんなんも、知らないのが先生を職業としてやってるなんて恐ろしいです。しかも、公務員ですか?処罰を厳しくしないと公務員の犯罪率が増えすぎ。子供のお手本になる人材、減りました。
警察も教育委員会も証拠がこれだけあるのに、
事件にしないのは誰かの顔色を伺ってのことでしょうか?
他人事のように扱われてるのが、腹立たしい。
普通に傷害事件ですね。
免職どころの話じゃなくなってきたね。逮捕案件です。
こっそり息をひそめてるやつがいるんだ。
学校側から発表しないのは、バレてない部分は隠そうと思ってるからじゃないのかな。
最後に
いじめの内容や加害教師たちの人間性、過去の行為など次々と明るみに出てきました。
これだけ社会問題になって連日報道されているのに、未だに刑事事件にしないのが理解できません。
教育委員会はまだ内々で済ませられるとでも考えているのでしょうか。
記者会見で校長は「二度と東須磨では教壇に立たせない」と言っていますが、他ならいいのかと捉えられてしまいます。
刑事事件にするのと教員免許を一生剥奪するくらいの処分を行って欲しいです。
以上