外出したら必ず見るであろう「ガードレール」
車道から車が飛び出ないようにガードするための鉄板ですが、奈良県で盗まれる事件が発生しました。
その長さ計690mという非常に長いものを盗まれています。
ガードレールの固定方法や転売した時の値段などについてまとめていきます。
被害の場所
窃盗の被害にあったのは、奈良県奈良市沓掛町で起きています。
奈良市沓掛町とは
【面積】1,156,811 ㎡(東京ドーム約25個分)
【人口総数】65 人
【世帯総数】20 世帯
奈良県の小さな町で人口も少ないです。
奈良駅から車で25分かかり、周りは殆ど山となっています。
被害があったのは旧道のため、人通りはほとんど無いと言っても良いでしょう。
夜間だと目撃されにくい可能性があります。
ガードレール(鉄)の相場
盗まれたガードレールは鉄製で、スクラップ工場で売れる場合があります。
鉄のスクラップ相場は、ネット上だと1kg17円となっています。
ガードレールは1枚の長さが約4m・重さが30kgとなっているため、スクラップ工場で売った場合は1枚当たり510円となります。
約690m盗まれているため、計87,975円にのぼります。
あくまでスクラップに出した場合で計算しているため、一概には言えませんが、売った場合にはそこまで値段が付くものではないです。
一方で。ガードレール自体の被害総額は約200万円となっています。
ガードレールって簡単に取れるの?
ガードレールの板は六角ボルトで固定されていることがほとんどで、工具があればだれでも外すことができます。
構造自体は非常に単純で、支柱と板をボルトで挟み込んでいるだけです。
簡単に外れるからと言って、勝手に外してよいものではありません。
ガードレールを取り外す場合には、国土交通省もしくは行政からの許可が必要です。
ほとんど使われない旧道のガードレールであっても、勝手に外すことは犯罪です。
最後に
現状、外されたガードレールの行方は分かっていません。
とはいえ、転売するにしても盗品とすぐばれそうだと思いますが・・・。
旧道で窃盗事件を起こしていることから、人通りが少ないことを事前に把握した犯行だと考えられます。
1枚当たり4mと長いので、トラックでないと犯行は難しいでしょう。
相当な量が盗まれているので、業者の可能性も捨てきれません。
安全のために設置されているものを取り外す危険な行為をしているので、犯人は早急に捕まってほしいです。