台東区避難所、ホームレス受け入れ拒否は正当な判断だった?受け入れ条件の詳細とは?

2019-10-14

台風19号は東京でも大きな被害を出しています。

最大級の勢力であった今回の台風ということもあり、各地で避難所が設置されました。

 

東京都台東区の避難所で、ホームレスの人が受け入れ拒否されたことが話題となっています。

この事実については賛否両論の意見が飛び交っています。

 

台東区の対応としては正しかったのか、確認していきます。

 

台東区避難所、ホームレス受け入れ拒否は正当な判断だった?受け入れ条件の詳細とは?

台東区HPに記載されていた、避難所の詳細は以下のように記載されていました。

避難所について【令和元年10月13日9時00分閉設】
土砂災害の危険性が高くなることが予想されるため、谷中2丁目、池之端1丁目、2丁目の急傾斜地崩壊危険箇所周辺に避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。

谷中2丁目1番4号、5号の一部、11号の一部、18号の一部、21号
谷中2丁目6番7号から14号、24号、36号から43号、45号の一部
谷中2丁目11番8号
谷中2丁目12番8号から11号
谷中2丁目13番1号から6号

池之端1丁目6番13号
池之端2丁目1番12号、13号の一部、15号、16号
池之端2丁目5番30号

にお住いの方は、気象情報を注視し、心配な場合、危険だと思う場合には、避難してください。
開設開始時間
令和元年10月12日(土曜日)午後5時00分から
避難所【令和元年10月13日9時00分閉設】
(1) 谷中小学校 谷中2丁目9番16号

(2) 忍岡小学校 池之端2丁目1番22号

引用元:台東区HP「避難所等について」

 

要約すると、土砂災害の危険性が高い、指定の地域に住んでいる区民のために設置された避難所であることが分かります。

今回受け入れ拒否で問題になっている、忍岡小学校もこの条件の元避難所として設定されています。

 

一方で、同HPには自主避難所の詳細も記載されており、自主避難所については以下の通り記載があります。

自主避難所について【令和元年10月13日9時00分閉設】
雨風が強まってからの外出は大変危険です。不要な外出は避け、原則として自宅で避難し、窓から離れた場所で過ごすなど、身を守る行動をとってください。
自宅での避難が不安な方のために、以下のとおり自主避難所を開設します。自主避難所へ避難する方は、食料などの身の回りの物を持参してください。なお、水と毛布は区で準備します。
開設開始時間
令和元年10月11日(金曜日)午後5時30分から
自主避難所【令和元年10月13日9時00分閉設】
(1) 台東一丁目区民館 台東1丁目25番5号
(2) 馬道区民館 浅草4丁目48番1号

避難を希望される方は、風雨が強くなる前に避難してください。
なお、風雨が強くなってからの移動は危険ですので、お控えください。
※自主避難場所の開設時間、開設場所の変更等がありましたら、随時ホームページ等でお知らせいたします。

引用元:台東区HP「避難所等について」

 

要約すると、自宅での避難が不安な場合は、事前に避難するように記載されています。

また、自主避難所では、居住地域等は指定されておらず、希望すれば事前避難できるような記載となっています。

 

台東区HP上で避難所の詳細を、あえて分けて記載されていることから、区民とそれ以外の方で避難所を分ける意図があったように思えます。

自主避難所の記載については、人によって解釈の違いは出てくると思いますが、今回問題となった忍岡小学校については、居住地区を制限している以上、それに従うべきだと考えます。

 

忍岡小学校の詳細

【名前】忍岡小学校

【住所】〒110-0008 東京都台東区池之端2丁目1−22

【児童数】315人(男:158人 女:157人)

 

最後に

今回指定された地区は土砂災害の危険性が高かったので、指定地区の住人が全員避難してきても対応できるようにする必要があります。

避難所のスペースも無限にあるわけではないので、制限を設けるのは仕方がない対応だと思います。

 

 

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