TVでの度重なる「やらせ」、次のターゲットは「クレイジージャーニー」やらせの瞬間とは?

TBSの番組「消えた天才」が、4つの映像で加工をして流していたことで、放送休止に追いやられていますが、新たにやらせが発覚して放送休止に追い込まれた番組が発表されました。

その番組は「クレイジージャーニー」です。

 

「クレイジージャーニー」とは、特定の分野をひたすら突き詰めた、超人のような日本人を取り上げる番組です。

司会は「ダウンタウン」松本人志(55)「バナナマン」設楽統(46)女優の小池栄子(38)の3人で人気の番組となっています。

DVDも8巻発売するなど、非常に人気であることが分かります。

 

ここまで人気だった番組のどこでやらせがあったのか、まとめていきます。

 

「クレイジージャーニー」で発覚したのはどのクレイジー?

この番組では、クレイジーな人を特集する番組で、特に視聴者から人気があった「爬虫類ハンター」

そのハンターこと、「加藤英明」さんが爬虫類に向けてダッシュして捕まえる姿は、クレイジーそのもので、捕まえた後の爬虫類に関する解説も気を引くものでした。

その上、『第44回放送文化基金賞』テレビエンターテインメント番組部門最優秀賞を受賞しており、映像作品としても評価されてきました。

しかし、番組の名物と言っても過言ではない「爬虫類ハンター」で「やらせ」が発覚してしまいました。

 

やらせはどの回であったの?

やらせが発覚したのは、「メキシコ」でのハンティングであることが分かっています。

 

メキシコ回とは

メキシコ回では、「超レアトカゲ森に潜む悪魔」と銘打って放送されました。

そのトカゲの名前は「メキシコドクトカゲ」で、神経毒を持っており、噛まれたら死に至ることもあるそうです。

トカゲにフォーカスを当てた番組内容となっています。

 

このメキシコ回で6匹中4匹が現地の人に用意してもらったものだったそうです。

用意してもらった生物は以下の通りです。

1.メキシコサラマンダー 現地協力者が湖で事前に捕獲した個体をネットの籠に入れ、同じ湖に放ちました。
2.アリゲータートカゲ 地面に数センチの穴を掘って、事前に捕獲した個体を放ちました。
3.メキシコドクトカゲ 現地協力者が個体を岩の下に放ちました。
4.ヘルメットイグアナ 取材した大学にお借りし、大学施設内の生息可能性のある場所に放ちました。

引用元:クレイジージャーニー

「メキシコサラマンダー」:汚水のたまる溝でゲットしていましたが、捕獲したあと、カメラへの見せ方が不自然でした。そもそも汚水で数センチ下が見えない川で、ひたすら手を突っ込んで生物を探すのは不可能なのではないでしょうか。

 

「アリゲータートカゲ」:断崖絶壁の崖付近でゲットしましたが、取った場所が茂みに隠れており、こちらも取った後のリアクションが不自然に見えます。

 

「メキシコドクトカゲ」:大きな岩陰に身体をつっこみゲットしていますが、加藤氏が見つけた位置から明らかに死角になる位置にいます。疑ってみないと分かりにくいかもしれませんが、これは顕著に不自然さが出ています。

 

「ヘルメットイグアナ」:温室で飼われている生物としてあらかじめ紹介されていたので、特にやらせ感は無いように思いました。

 

やらせ以外で捕獲した時の特徴

メキシコ回で、やらせでなかったとされる2種類の生物を捕獲した時に1つの特徴がありました。

いずれも捕獲した後、過剰なリアクションをしておらず、わざとらしさが無いように感じました。

 

「トゲオイグアナ」:岩陰にいたところをゲットしており、岩の色と酷似しており、素人では見つからない様子でした。

「アオキノボリアリゲータートカゲ」:木の上で擬態していたところをゲットしています。カメラマンもどこにいるか分からないほど自然な擬態でした。

上記の2つがやらせではないということであれば、目が良いのは間違いないと思います。

 

他の回でもやらせが発覚

「爬虫類ハンター」では他にも現地の人に用意してもらった生物がいました。

その内容は、TBSのHPに記載があります。

2017年 2月9日 マダガスカル前半
・ヘサキリクガメ

2017年 2月16日 マダガスカル後半
・ラボードカメレオン

2017年 8月16日 カメルーン(ゴールデンSP)
・ゴライアスガエル
・ニシアフリカコビトワニ

2018年8月8日 キューバ(ゴールデンSP/同日レギュラー枠)
・ヒメボア
・キューバボア
・フトヒゲカメレオンモドキ

2019年2月6日 南アフリカ前半
・アフリカウシガエル
・タマゴヘビ
・パフアダー

2019年2月13日 南アフリカ後半
・ノドジロオオトカゲ

計11種類

引用元:クレイジージャーニー

『放送文化基金賞』はどうなるの?

『第44回放送文化基金賞』を受賞したのが、2018年7月3日ですから、やらせ部分を含めた映像で賞を受賞していることになります。

現在は賞がはく奪されるような報道はない様子ですが、今後、賞がはく奪される可能性はあります。

 

最後に

クレイジージャーニーは個人的に大好きな番組であったからこそ、ショックが大きいです。

 

一方で、「やらせ」について最近気にしすぎではないかと思うときもあります。

昔からTV番組のやらせで問題になってきている今でも、新たなやらせが発覚しています。

 

ここまで来ると、テレビ側は「過剰演出」の注意書きを記載しておけばよいのでは?と思うときがあります。

報道番組など正確性が求められる番組はダメにしろ、バラエティ番組であれば、多少の過剰演出も受け入れても良いではないかと思い始めてきました。

 

皆さんは今回のやらせについて、どのように考えているでしょうか。

 

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