セ・リーグ3連覇を成し遂げた広島カープ。鈴木選手や菊池選手など、スター選手も出てきており、球団の人気が非常に高くなってきています。
本拠地マツダスタジアムでは連日満員で、球場一体が赤色に染まる光景を見たことがあるでしょう。
ビジターでの試合でもレフト側が赤色で埋まっており、広島県だけでなく、他県でも人気を高めています。
人気が高まる一方で、広島カープを嫌う人が目立つようになってきました。
その要因ともいえる、ファンの行いと球団自体の問題についてまとめていきます。
カープ人気の裏に、嫌う人が増加中。
カープを嫌う人が出てきている原因は大きく2つあります。
一つは「カープファンの問題行動」
もう一つは「球団の問題」があります。
ひとつづつその問題について言及していきましょう。
カープファンの問題行動
一部のカープファンによる、モラルがない行動が、カープを嫌いになる原因となっています。
敵チームのピッチャーに「フラッシュ攻撃」
最近話題となっている最悪の行い、それは敵チームピッチャーに対する「フラッシュ攻撃」です。
「フラッシュ攻撃」とは、その名の通り、カメラのフラッシュで敵ピッチャーに目くらまし攻撃をすることです。
先日行われたマツダスタジアムでのDeNA戦で、今永選手が投球すると同時に、バックネットからフラッシュが焚かれています。
フラッシュはいけないよ カープファン pic.twitter.com/HZr5munyjz
— 丸くん@\横浜優勝/ (@marucyan1022) August 31, 2019
この様子はテレビ中継でも確認されており、Twitter上では非常に話題となりました。
また、主審がフラッシュを焚いたファンに対して注意を行う場面もあり、どれだけ問題の行為なのか物語っています。
【動画】球審がフラッシュ撮影注意か pic.twitter.com/WCii6igORF
— 丸くん@\横浜優勝/ (@marucyan1022) September 1, 2019
広島カープの公式サイトでも、禁止行為とされている項目の中に、「試合中のフラッシュ撮影、光線等の使用等、試合妨害のおそれのある行為」と明記されています。
詳細は「お断りしている行為」項目13より
このフラッシュ攻撃は、1日だけの行為ではなく、連日行われています。しかも、敵チームの投球時にのみ行われています。明らかに敵を妨害する行為のため、他球団のファンはもちろん、カープファンの中からも批判が集まっています。
カープファンによるビジター応援席買占め
マツダスタジアムの観戦席が異常に赤いことに、違和感を感じたことがないでしょうか。
どの球場にも、敵チームのファンが応援するための座席が用意されています。通常であれば、レフト側の一部がビジター応援席として用意されています。
しかし、マツダスタジアムではビジター席の空席が目立ち、赤色一色といっても過言ではないぐらいの状態になっています。
その原因は、一部の広島ファンがビジター席も購入しており、敵チームのファンが来れないようにしているようです。
敵チームの応援が極端に小さいのはこれが原因です。
あまりにも幼稚すぎる行為で、球団自体のイメージも低下する原因となっています。
カープ球団の問題行為
カープ自体のイメージを下げている原因は、ファンだけではなく、球団側にも問題があります。
ビジター席を極端に減らす
もともとマツダスタジアムのレフト側に、「ビジターパフォーマンス席」と呼ばれる、相手チームのファンが応援するための席が約1670席用意されていました。
しかし、球団側の判断により、「ビジターパフォーマンス席」を、「ビジターパフォーマンス席」(ビジター専用の指定席)と「3塁側パフォーマンス席」(一般指定席)に分割されました。
「ビジターパフォーマンス席」は、カープのユニフォームを着て応援することはできません。その席を極端に少なくすることで、広島ファンがビジター席に流入する結果となっています。
ズムスタのビジ席ばり潰してめっちゃ叩かれよるやんカープ⛑(笑)
ビジ席に赤ユニがくるのを正当化しすぎって言われすぎてなんもゆえんしちょっと潰すだけと思ったらだいぶ潰れとった👀👀潰されとる面積広すぎかよ(笑)(笑) pic.twitter.com/MPse2M3dEs— 吉田 可依 (@https_kaikai) January 25, 2018
上記画像を見てもらうとわかる通り、ありえないほどビジター席を減らしています。
これには他球団ファンが「ありえない」「自球団のことしか考えていない」などの批判が飛び交っています。
「ビジター席が穴場」と発言した実況が炎上する事件も発生しており、問題となっています。
敵チームの名物グッズを丸パクリ
他球団に名物のグッズがあることはご存知でしょう。特徴的なのは、ヤクルトの小さい傘が有名でしょう。広島はこの名物グッズを赤色に染めて配布するキャンペーンが開催されていました。
もちろん球団は相手側に許可を取ったうえでやっていますが、名物だけあり、球団のイメージが出やすいものです。それを丸パクリするのはいかがなものかと考える意見があります。
広島が優勢の状況で、自チームの名物グッズを使って応援されている状況を考えれば、よく思う人はいないでしょう。
最後に
これまで、広島カープの問題についてまとめてきましたが、一番の被害者は広島カープを応援するファンなのではないでしょうか。
一部のファンが問題行動を起こすことで、ファン全体がそういう行いをする人に見えてしまいます。
野球は相手チームがいてこそのスポーツです。
相手チームをないがしろにする行為は見ていて気分を害するものになるので、改善をしていってもらいたいものです。