テレビ東京のバラエティ番組「もやもやさまぁ~ず2」内で、「足湯デトックス」ができるマッサージ店に入店するシーンがありました。
アシスタントの女子アナウンサーが、身体の老廃物を出してくれるという「足湯デトックス」に挑戦し、異常に汚い液体となる衝撃的な映像でした。
実際に放送された結果はこちら
整体師の女性は、この茶色い液体が老廃物(重金属や排気ガスなど)だと説明していましたが、いまいち信用できないので、「足湯デトックス」について調べてい見ました。
ついでに番組内で紹介された店も調べていきます。
足湯デトックスとは?
足湯デトックスの正式名称は「デトックス・フットバス」と呼ばれるそうです。
参考
足湯デトックスの効果
たった30分で足裏からイオンの力で老廃物を引っ張りだす、それがデトックスフットバスです。
足の冷え解消や体質改善の効果が期待されます。
効果:太りやすい、疲れやすい、体質の改善、ダイエット、老化防止、足の冷え、むくみ、体内の老廃物の排出
引用元:リフレッシュサロン サプリ
たった30分で、足の裏の毛穴からこれだけの老廃物が出るのは少し疑問です。
よく調べていくと、「ニセ科学」や効果を期待できないという口コミがたくさんありました。
足湯デトックスの正体
足湯デトックスは、塩素が含まれた特殊な溶液に「イオン・アダプター(電極プラグ)」を入れることで、マイナスイオンを発生させる仕組みとなっています。
身体にたまった「プラスイオン(老廃物)」を「マイナスイオン」で排出するという、知らない人からすれば最もらしい説明がされています。
しかし、研究者は「足湯デトックス」は「ニセ科学」と結論付けています。
水の色が赤くなるからくりは実にシンプルで、電極から溶け出すわずかな鉄イオンが水中の酸素やアルカリなどで酸化鉄や水酸化鉄の結晶になり、さらに足の古い皮脂やほこりや気泡などで目に見える大きな塊(フロック)になって水に色が付くからです。いわゆる赤水と同じで、条件によって色も変わります。電極から溶け出す鉄イオンはほんの1mg程度で、電極はほとんど変化しないので、まるで足から何かが出たように見えてしまいます。
上記の内容は、九州工業大学卒の工学博士・尾池哲郎氏が説明していました。
つまり、電極の錆が茶色い溶液を作り出しているということになります。
そもそも、毒素があれだけ足の裏から出るのであれば、栄養も同時に出てしまうとも語られていました。
健康器具の効果については、自分でよく調べて行うのがよいでしょう。
番組内で紹介されていた美容サロンについて
オリンピック選手のサポートもしている整体師で、口コミも非常に高評価を得ています。
整体の技術は非常に高いようで、プロ野球選手「谷繁元信」さんもお世話になったそうです。
モヤさまの影響も大きかったようで、現在(24日)は電話での受付が追い付いていない状況が続いています。
一定の期間をおいてから施術を受けてみてはいかがでしょうか。
最後に
足湯デトックスについて、まったく効果が無いとは言いきれませんが、多少疑問が残る効果だと思います。
紹介されていたサロンは高い技術を持っているそうなので、全身矯正を目的で来店してみるのも良いかもしれません。