労働組合の積み立て年金を着服した疑いで、会計担当の女性が逮捕されています。
その額驚きの10億円を超える額だそうです。
以下、報道の内容
大手重機メーカーの労働組合の積立金を着服したとして60歳の女が逮捕された事件で、女が着服したとみられる総額は10年間で10億円あまりにのぼることがわかった。
この事件は住友重機械工業の労働組合の書記だった田村純子容疑者(60)が2013年12月、労働組合の積み立て年金口座から5000万円を着服したとして逮捕されたもの。
田村容疑者は着服した金で6頭の馬や高級外車を購入していたが、その後の捜査関係者への取材で、田村容疑者が2008年から解雇されるまでのおよそ10年間で10億円あまりの金を自分の口座に移していたことが新たにわかった。
ただ、2013年より前の3億6000万円あまりの着服についてはすでに時効が成立しているという。
引用元:日テレNEWS24
「田村純子」氏の詳細について
【名前】田村純子 【年齢】60歳 【性別】女性 【職業】住友重機械工業の労働組合員 【SNS】Facebook |
田村容疑者は、住友重機械工業の労働組合員で会計を担当していたそうです。
労働組合の積み立て年金の口座から5,000万円を着服したことで逮捕されています。
過去10年間で年金口座から10億円を超えるお金を、自身の口座に移し替えていたそうです。
年金口座は残高のチェックが行われていたそうですが、組合の別口座から着服分を補填していたとのことです。
別口座については残高チェックが行われていなかった可能性があります。
着服発覚前に会社から逃亡
2018年1月に、組合で会計調査を行うことを知った田村容疑者は、着服がバレると思ったのか、「私を解雇してください」とメールを残して失踪しています。
2019年11月ごろに、家賃6万円のアパートに引っ越ししていたことも発覚しています。
これでは、やましいことをしていると言っているようなものだと思いますが、逮捕されたのは2年後となっています。
着服した田村氏が悪い事には変わりありませんが、あまりにずさんな管理をしていたことが発覚しています。
着服した金で買った馬を預けていたファーム
【ファーム名】守谷乗馬クラブ
【住所】〒303-0042 茨城県常総市坂手町580
fecebookで紹介されていた馬と一致
田村容疑者が買った馬の名前が紹介されており、守谷乗馬クラブに所属している馬の名前と容姿が一致します。
馬術競技の障碍競技に出場していた馬3頭が馬術クラブHPで紹介されています。
守谷乗馬クラブのHPで紹介されていた馬一覧は以下の通りです。
参考
障害馬術競技とは
競技アリーナに設置された様々な色や形の障害物を、決められた順番通りに飛越、走行する競技
馬① マッシモ
馬② ロンジャ(LONJA)
馬③ ブルーアイ
いずれの馬も特徴的な名前である上に、馬術競技をしていることから、間違いないでしょう。
馬や馬術クラブは何の罪もないですが、買われた馬が可哀そうです。
1頭あたりにかかる1か月の料金とは?
守谷乗馬クラブのHPによると、競技馬預託は、1頭あたり月216,000円かかるそうです。
競技馬出ない場合は、月15万円程度かかるそうです。
田村氏は上記以外にも3頭、合計6頭の馬を所有していることから、最低でも月100万円を超えてくることになります。
馬以外にもポルシェ・カイエンを購入
馬以外にも、高級車として日本でも知られている「ポルシェ」の「カイエン」を購入しています。
新車で購入すると1,000万円以上する高級車です。
競技馬と合わせると金遣いの荒い人であることが見て取れます。
馬や車の維持費を払うためには10億円を着服しなくてはいけない状況にあることが分かると思います。
最後に
田村容疑者は私欲を満たすために会社のお金を着服するという最低の行為をしています。
会社側も気の毒だとは思いますが、口座管理を1人に任せるというずさんな管理は良くないです。
自分の会社は大丈夫だと考えず、今一度チェックをしていく必要がありそうです。