その年に起こった大きな出来事や最も影響を与えた言葉に与えられる「流行語大賞」
2019年は、日本で開催されたラグビーW杯で、日本チームが掲げたスローガン「ONE TEAM」が大賞を獲得しました。
格上チームに果敢に挑み、勝利を勝ち取った日本代表に多くの注目が集まったので、誰もが納得の結果でしょう。
他にも、流行語のトップ10が公開されランクインした言葉は以下の通りです。
「計画運休」
「軽減税率」
「スマイリングシンデレラ/しぶこ」
「タピる」
「#KuToo」
「○○ペイ」
「免許返納」
「闇営業」
「令和」
各言葉から様々な出来事が連想できますが、あまり聞きなれない「#KuToo」がランクインしています。
この言葉の意味は何なのか、流行するきかっけは何だったのか調べていきます。
「#KuToo」の意味
#KuTooの意味は以下のように説明されています。
#KuToo(クートゥー)は、日本の職場で女性がハイヒールおよびパンプスの着用を義務づけられていることに抗議する社会運動である。MeTooをもじって「靴」と「苦痛」を掛け合わせた造語である。
引用元:Wikipedia「KuToo」
ハイヒールやパンプスは、脚に負担が行きやすく、長時間着用するのに向かない靴であり、女性が職場で着用を強制されていることに対して抗議している言葉とされているようです。
確かに就活生や接客でスーツを着用している職場では必ず着用しているイメージがあります。
この言葉を作ったのは、「石川優実」というグラビアアイドルやライターとして活躍している女性です。
「#KuToo」という言葉を巡って様々な問題が起こっていたようです。
書籍「#KuToo」でクソリプ引用問題
愚痴ツイートが思わぬ反響を生んだことから、発言者の石川氏は「#KuToo」を元に書籍を販売しています。
その書籍内で、石川氏に対するクソリプを引用して紹介している箇所が多数見られます。
メモ
クソリプ 主に短文投稿サイト「ツイッター(Twitter)」におけるリプライ(特定のツイートに対する返信・応答)のうち、内容がまったく見当外れであったり気分を害するような言葉が含まれるなど、罵倒したくなるリプライを指して用いられる語。
引用元:weblio「クソリプ」
しかし、その引用方法を巡って物議をかもしています。
好例がこれですね。 pic.twitter.com/WDCpsyJI4d
— HitoShinka -ヒトシンカ-@文筆業/『シンカ論』note連載中 (@hitoshinka) November 24, 2019
上記のように、単なる「#KuToo」の考え方に対する疑問ツイートが、あたかも石川氏に対するリプライのように見せかけ、書籍でクソリプ扱いされています。
悪意のある引用方法で印象操作をしており、ネット上で多くの批判を集める結果となっています。
引用方法を巡っては他にも問題があります。
これはヤバすぎる pic.twitter.com/ofqo8p4Olh
— sushikennsyou (@sushikennsyou) November 24, 2019
上記のように、ツイートを一部削除してクソリプとして紹介しています。
石川氏本人は原文のまま引用していると説明していますが、実際はそうではなかったようです。
ツイートを編集することで、石川氏への批判と印象付ける紹介をしており、こちらも多くの批判を集める結果となりました。
他にも一度も石川氏にリプを送ったことが無いひとのツイートを勝手に引用して紹介する等、たたけば埃が出る状態となっています。
そもそも「ヒール」や「パンプス」は強制されているのか?
インターネット上では一部の職場では強制されている例があるようです。
確かに、結婚式場や葬儀屋など正装をしている職場では履いているイメージしかありません。
接客業の方々は苦痛を経験している人が多いようです。
このような女性たちを代表して、石川氏は女性差別を無くすために活動を進めているようです。
最後に
職場での服装については一定の決まりがあることがほとんどだと思います。
それは女性もあると思いますが、男性もあるでしょう。
この問題を解決するには両性の問題を無くす必要が出てきます。
(女性側の主張のみ解決すると、男性の「革靴」に対しても批判が集まるため)
今後の職場の服装事情に注目していきたいです。