9月30日、阪神VS中日が甲子園で実施されました。
阪神はこの試合、勝利することでしかCSに進出できない状況でした。
阪神が残り6試合の状況で、3位・広島に3ゲーム差の5位に位置していました。
6連勝するほかにCS進出できず、自力で3位を取るのは絶望的と言われていました。
誰しもが広島3位で確定かと思われましたが、阪神が怒涛の6連勝をおさめ、劇的なCS進出を決めています。
驚異的な連勝の裏には、堅実な守備
直近6試合で取られた点数が、なんと5点のみで、うち4試合は0点で完封リレーを見せています。
見事な完封リレーを見せた阪神が接戦を制し、CS出場となりました。
どの試合も2点以上の差を広げての勝利となり、投打がかみ合った6試合でした。
劇的6連勝の軌跡
ここで6連勝の試合運びを振り返っていきます。
【1戦目】VS 広島
4-2で逆転勝利をおさめています。
阪神は2-2同点で迎えた8回裏に、1死二塁から北條の2ランが飛び出し、逆転します。
先発・西が8回5安打2失点で抑え、最後は藤川が三者凡退で締めて、西は今季9勝目を挙げています。
敗れた広島は、打線が3回以降2安打と振るわず、4連敗を喫しています。
【2戦目】VS DeNA
3-0で完封リレーで2連勝をおさめています。
両軍無得点で迎えた5回裏に、代打・鳥谷の適時打などで2点を先制すると、続く6回には、梅野の適時打でリードを3点に広げています。
先発・望月が4回途中無失点で好投し、6投手の継投で完封リレーを飾っています。
【3戦目】VS 巨人
5-0で完封リレーをみせ勝利
阪神は初回に、大山の犠飛で先制すると、6回裏に糸原の適時打と梅野の2ランで加点し、続く7回には福留のソロで試合を決めています。
2番手・ガルシアが今季5勝目をおさめ、巨人打線を封じています。
【4戦目】VS DeNA
7-0で投打ともにかみ合った試合で勝利
中谷と梅野の適時打などで4点を先制すると、8回には、福留と糸原の適時打で3点を追加しています。
先発・西が5回無失点で好投し、その後は4投手の継投で完封リレーで締めくくりました。
【5戦目】VS 中日
6-3で得点を重ねて勝利をおさめました。
この勝利で、阪神が5連勝。
代打・陽川のソロで先制すると、6回に高山と梅野の適時打で3点を加え、7回には大山が2ランを放ち6得点を上げました。
引退試合を迎えた阪神の先発・メッセンジャーは、先頭打者から空振り三振を奪って有終の美を飾っています。
【6戦目】VS 中日
3-0で完封リレーを見せ、見事勝利をおさめました。
先発の青柳が完璧な先発を見せ、必勝の完封リレーで無得点に抑えました。
打っては、大山選手をはじめ、次につなぐバッティングを見せ、3得点しました。
藤川選手が見事に0点に抑え、阪神ファンの歓喜に包まれました。
全てがうまくいったCS出場
3位の広島は、土壇場で4連敗するなど、CS出場に急ブレーキを踏んでいます。
とはいえ、自力CS出場が絶望的と言われた阪神が、6連勝で劇的なCS出場を決めています。
CSでは甲子園球場での試合はありませんが、6連勝の勢いのまま日本一に向けて勝利をおさめて行くだけです。
10/5(土)にハマスタでファーストステージ1試合目が始まります。
3連戦を勝ち切って日本一になるぞ!