和歌山県でシニアカーを運転していた老人が車に轢かれ死亡する事件が発生しています。
事件の詳細について調べていきます。
以下、報道の内容
1日朝、和歌山市で電動車いすに乗っていた89歳の男性が、マイクロバスにはねられ死亡しました。
午前7時40分ごろ和歌山市の市道で、電動車いすに乗っていた近くに住む石井清さん(89)が、後ろからきたマイクロバスにはねられました。石井さんは、病院に搬送されましたが、頭などを強く打ち死亡しました。警察は、バスを運転していた社会福祉法人の職員・吉村雅弘容疑者を、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。吉村容疑者は容疑を認めているということです。バスには吉村容疑者が勤務する社会福祉法人の施設の利用者4人が乗っていましたがけがはありませんでした。
出典:ABCテレビ
逮捕された職員の詳細について
写真未公開 |
【名前】吉村雅弘 【年齢】54歳 【性別】男性 【職業】社会福祉法人の送迎バス運転手 |
過失運転致死傷で逮捕されたのは、社会福祉法人の送迎バスを運転していた「吉村雅弘」容疑者です。
吉村容疑者は、シニアカーで車道を走っていた老人をマイクロバスで轢いたとして逮捕されています。
容疑については認めており、バス内の乗客には怪我は無かったようです。
参考
【過失運転致傷の刑罰について】
7年以下の懲役・禁固、または100万円以下の罰金
シニアカーは車道を走ってもよいのか?
シニアカーは歩行者扱いとなるため、歩道がある場合は歩道を走らなくてはいけません。
歩道が無い場合は車道の右側を通行するようにするのがマナーとされています。
歩道を走る際にも歩行者に気を配りながら走る必要があり、乗り方を間違えると相手にケガをさせてしまう場合もあります。
今回の事件では歩道がある道路で事故が起きており、車道を走っていた老人の方にも非はあるように思えます。
とはいえ、マイクロバスを運転していた男性も、前方不注意だった可能性も考えられます。
両者の非が起こした不幸な事故であったと思います。
ネット上の反応
車道に迷い込んだか歩道側に階段でもあったのか。
普通の道路なら横断やなんかあるにせよ地下道を車椅子が走ってるとは
なかなか想定が難しい…。
電動車いすは、歩行者扱いなので、歩道を走らなければならないはずでしたが。交通ルールも分からないのに、電動車いすを乗り回さないでほしいですね。買った家族や売った店にも責任があるのでは?
今回の交通事故の運転手さんも逮捕されるのですね。
池袋の事件は、どうして逮捕されないのか、
やはり日本は権力主義なのだと、痛感させられます。
最後に
事故現場の様子を見ると、狭い道路となっており、シニアカーを避けきれなかったことが予想されます。
運転手側は前方を確認していれば、もしくはシニアカーに乗っていた老人がマナーを守っていれば防げた事故かもしれません。
シニアカーを導入しようとしている家族があれば注意しておく必要があります。