神社で祭事を行う「宮司」
神社での最高の神職として、神社の顔と言っても過言ではない存在です。
そんな宮司が、私的な食事代を神社の会計で支払う行為があったとして、北海道神社庁から退職勧告をされています。
問題があった宮司の詳細について迫っていきます。
以下、報道の内容
北海道で最古の祭りが行われることで知られる姥神(うばがみ)大神宮(江差町)の宮司に対し、北海道神社庁が不適切な経理があったなどとして退職を勧告していたことがわかった。勧告は、氏子から選ばれる責任役員の訴えを受けたものだが、宮司は拒否し、対立が1年半以上続く異常事態になっている。
道神社庁などによると、男性宮司(44)は2017年6月に就任した。その後、私的な飲食代を神社の会計で支払うことや伝統に沿わない神事を行うなどしたため、道神社庁が宮司に改善を求めた。しかし、改善がなかったとして道神社庁は18年6月、「神職としての職責を全うできない」と異例の退職を勧告した。
一方、宮司は同年10月、退職を求めた責任役員3人に解任を通告。3人は19年1月、解任無効を求めて函館地裁江差支部に提訴している。
道神社庁は、宮司の任免権を持つ宗教法人「神社本庁」(東京)の地方機関。責任役員は、宮司とともに神社の運営にあたり、神社本庁に意見具申できる。男性宮司は取材に、「何も答えられない」と話している。
引用元:読売新聞オンライン
不正会計の可能性がある問題の宮司について
【名前】鎌田 将仁(かまだ まさひと) 【年齢】44歳 【性別】男性 【職業】宮司 |
2017年6月に「姥神大神宮」の宮司として「鎌田 将仁」氏が就任しています。
地元の広報誌にて就任当時のインタビューが載せられています。
広報誌のインタビューでは伝統を受け継いでいく旨のコメントが記載されています。
一方で、今回解任を通達された理由の一つとして、伝統に沿わない神事を行っていたことが挙げられています。
不適切な会計処理と伝統に沿っていない運営方針に、北海道神社庁も見かねたのでしょう。
異例の退職勧告を行った流れになっています。
「姥神大神宮」について
【施設名】姥神大神宮
【住所】〒043-0041 北海道檜山郡江差町字姥神町99番地
北海道内、最古の神社として有名な「姥神大神宮」で、毎年「姥神大神宮渡御祭」という北海道最古の祭りを3日間かけて実施しています。
歴史は非常に深く、約370年という伝統あふれる神事となっています。
最後に
非常に長い伝統を守り続けてきた由緒正しい神社が、このような不祥事で有名になるのは不本意でしょう。
退職を拒否し続けている宮司は、やましい事が無ければ新聞などでコメントをすべきだと思います。
地元民からしても迷惑に思うことでしょう。