和歌山県の商社ビルから鉄パイプが落下し、歩行者に直撃したことで死亡事故が起こりました。
事故が起きたのは、和歌山県和歌山市に位置する、「酒直」という商社グループだそうです。
事故が起きたビルを保持する「酒直」についてまとめていきます。
事故の原因となった問題のビルについて
【店名】株式会社 酒直 【住所】〒640-8150 和歌山県和歌山市十三番丁30 【創業】1905年~(114年目) 【資本金】4,800万円 【従業員数】200名 【社長】酒本 徹 【事業内容】 |
酒直(さけなお⇒さかなお)の事業内容については以下のように説明書きされていました。
※コメントにてご指摘がありました。大変申し訳ありません。
石油部、建材部を軸に、硝子部、住設部、食品部、保険部を擁する総合商社
引用元:酒直HP
事故が発生したビルは、昭和46年に建設が開始された建物だそうで、2代目社長「酒本直一」氏が建設させたそうです。
創業100周年を記念してテレビCMも製作しており、和歌山県でよく流れていたそうです。
どの鉄パイプが落下したの?
落下した鉄パイプは、ビルの屋上に設置されている看板を支えているものでした。
以下画像の赤枠でくくられている部分
看板は9月上旬から補修工事が行われており、工事は完了していたそうです。
事故が起きた当時は、足場の解体作業中で、足場の部品が落ちた可能性があります。
12階建てから1.5mの鉄パイプが落ちる速度
地上12階建ての建物だと、1フロア3mと計算すると、約35~40m程度と予想されます。
落下した鉄パイプの長さは1.5mと報道されていますから、ネット販売されている単管パイプだと重さが約4kgとなります。
以上の情報から、落下速度を計算すると、約90km/h前後に達します。
非常に速い速度で鉄の塊が頭に落ちてきて無事であるはずがありません。
ずさんな安全管理が起こした事故で、許されることではありません。
事故を起こした会社とは?
補修工事を行っていた会社の名前は公表されていませんでした。
しかし、「酒直」が業者に発注していると報道されています。
「酒直」は建材の販売も行っており、建築業界との関わりが深いことから、恐らく懇意にしている業者であることが予想されます。
事故の数日前にも鉄パイプを落下させていた?
今回の死亡事故が起こる数日前に、同じビルで鉄パイプが落下している様子が確認されていたそうです。
事故を目撃していたのは道路を挟んだ向かいにあるガソリンスタンドの店員です。
1度目の落下では運よく歩行者がおらず、直接的な事故は起きていませんが、同じ失敗で死亡事故を起こしています。
落下した鉄パイプが歩行者に当たると甚大な被害が及ぶことは容易に想像でき、ずさんな安全管理下で作業が行われていたことが分かります。
最後に
「酒直」が直接起こした事故ではないものの、建材を扱う会社でこのような事故が起きてしまうと、信頼が損なわれることが予想されます。
ネットの反応を見ていると、工事現場から物が落ちてくるのは割と多いそうです。
工事現場のそばを通るときは足早に通行するよう注意していきましょう。